あまり新譜を積極的に買う方ではなくて、発表から数年経って評価が定まってきた頃に後追いで聴く事が多かったんですが、去年の夏前頃からとりあえず気になるものは買って聴いてみるというのを心がけるようになりました。そんな訳で2014年に出たアルバムの私的ベスト10です。
1. TRIPTYKON: Melana Chasmata
トム・G・ウォリアーが己の音楽人生の最終章と位置付けるバンドの2nd!漆黒のドゥーム/ゴシックな音世界に包まれて失禁&即死も已む無し。昨年5月に急逝したギーガーによるアートワークも格好良過ぎ。
2. EARTH: Primitive And Deadly
ヘヴィ・ドローンの巨匠の最新作。2005年の『HEX』から続いていたクリーントーンによるアメリカーナ路線から一転、ディストーションへの回帰とボーカルの導入により新たなドゥームの境地に足を踏み入れています。6月に新大久保で見たライブも素晴らしかったです。
3. ENO・HYDE: Someday World
ブライアン・イーノとカール・ハイドのコラボ第一弾。聴いていて物凄い多幸感に包まれました。
3. ENO・HYDE: High Life
ブライアン・イーノとカール・ハイドのコラボ第二弾。リズムを強くクローズアップした作風。今日の『My Life In The Bush Of Ghosts』という感じもします。
5. MANTAR: Death By Burning
ドイツのメタル・デュオのデビュー作。FacebookのプロフィールにはBlack/Doom/Punkとありますが正にそんな感じの音楽性。荒々しいリフの応酬と荒涼たるボーカルに痺れます。
6. WILD BEASTS: Present Tense
UKのアート・ロックバンドの4th、前作に引き続きシンセ分多め。ヘイデン・ソープのタマ◯ンを羽で撫でられてるような裏声はそこまで好みではありませんが、ここぞというところで入ってくるトム・フレミングの深いバリトンに包まれながら優しくしごき上げられて絶頂に達しました。フジのホワイトでのライブもめっちゃ良かったです。そのフジでの来日時に空港でYouは何しに日本へ?のクルーに声をかけられるも密着には至らず(取り上げられたのはTHE INSPECTOR CLUZO)……残念。
7. CAPILLA ARDIENTE: Bravery, Truth And The Endless Darkness
チリのエピック・ドゥームバンドの1st。2014年はどのサイトのメタルベスト10でも必ずと言っていいほどPALLBEARERが上位に入っていて、エピック・ドゥームの時代の到来を強く予感させますが、個人的にはエピックといえばこのバンドをイチオシしていきたいです。バンド名は有名人や貴人の遺体を公衆に公開する事の意だそうで、PALLBEARERとはお葬式繋がりがありますね。
8. EYEHATEGOD: Eyehategod
ついに僕達のもとに届けられた14年ぶりの新作!その殺伐たる音世界には微塵の衰えもソフト化の兆しも感じさせません。そして聴く度に来日予定だったKABUTO METALがポシャったショックが蘇って死にたくなります。スマッシュから払い戻し案内の電話が掛かって来て、「出演予定だったバンドの単独公演などを企画しますので……」とオペレーターの方には言われたんですが、待てど暮らせど一向に話が聞こえてこないのはどういう訳なんだ。
9. ACCEPT: Blind Rage
ドイツが世界に誇る老舗ヘヴィ・メタルバンドの通算14枚目のフル・レングス。新ボーカルを迎えて2010年に再始動して以来キャリアの新たなる絶頂期を迎えており、男泣きのACCEPTワールドの前に腕を突き上げ雄叫びを上げるばかり。でもドラムとウルフ・ホフマンじゃない方のギターの人が脱退しちゃいました。MANOWARで財布が限界に達して金銭的余裕が無かったため、来日公演に行かなかった事を未だに悔いています。
10. ANDY STOTT: Faith In Strangers
1曲目が物凄いドローンでこれが15分ぐらい続いていればもっと傑作になったと思います。
2015年1月21日水曜日
2015年1月18日日曜日
ウルトラマンスタンプラリー

Canon PowerShot S110
北千住駅のバット星人

Canon PowerShot S110
スタンプを10個集めた特典のメンコ
JR東日本 来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリーに挑戦しました。去年の大晦日、新大久保で食事会をした帰りに駅でパンフレットを見つけて「これはやるっきゃないでしょう!」と楽しみにしていました。Q〜帰マン限定のチョイスは個人的に大歓喜です。今日は13日にラリーが開始されてから最初の日曜日でしたが、スタート地点に設定した北千住駅で僕の目に飛び込んで来たのは「10個集めた特典のアクリルスタンドは品切れ」という非情な貼り紙……一人で何枚もスタンプを押して転売するような人も多かったのでしょうが、余りにも早過ぎはしませぬか。いきなりモチベーションがガクンと減りましたが、メンコは残ってるし、全64駅コンプリートでプレゼント抽選に応募出来るので、気を取り直してこの日は北千住から新宿を目指して移動しました。
北千住駅のバット星人は「南千住にあった東京スタジアムを壊すシーンがある」と怪獣と駅に縁がありましたが、それ以外の駅はあまりそういうのは無かったです。まあ怪獣と縁がある駅の方がだいぶ少ないでしょうが、せっかく国立競技場を壊したバニラのスタンプがあるのに、高田馬場駅に置かれていて国立競技場の最寄り駅の千駄ヶ谷でも信濃町でもないのはちょっと惜しい気がしました。各駅の希望を元に抽選で割り当てられているようで、「日韓友好の街であるので友好珍獣であるピグモンを選びました」という新大久保駅のメッセージなんかはまあ、分からないでもないですが、セミ人間の居る四ツ谷駅では「駅周辺は自然が豊かでたくさんセミがいます」と相当苦しい事が書いてあったり、ゴローの居る大塚駅では「当駅にもゴローのように大きくて皆から愛されている名物社員が居ます」と思わず「知るか!」と叫びたくなることが書いてあったりして、駅員さんの苦心の結晶の数々は見逃せなかったです。
結局、今日一日で64駅中18駅を回りましたが、シリーズ毎のスタンプの分布が妙に偏っていて、常磐線と山手線の三分の一+総武線をちょっと回ったんですがセブンの怪獣には一つも当たりませんでした。地図を見ると高円寺から荻窪まではセブン四連発だし。2月末までに全駅、何とかコンプリートできる……かな?ゴルドンのスタンプを押すために取手まで行かなきゃいけないのがちょっとキツいです。
2015年1月17日土曜日
ホビット 決戦のゆくえ

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丸の内ピカデリーにて
遅ればせながら『ホビット 決戦のゆくえ』を観てまいりました。『ホビットの冒険』の劇場版もこれが最終章。『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』から始まった銀幕上の中つ国の物語もついにこれで見納めかと思うと、クライマックスを見たい!でも終わって欲しくない!という不思議な感情が沸き上がってきました。
「自分たちのせいで何の罪もない湖の町を危機に陥れたドワーフたちが居たんですよ〜」「なぁあ〜にぃ〜?やっちまったなあ!」な前作のラストの引きから続く長〜いアバンタイトルをフルに使って丹念にあっさり射殺されるところを描写されたスマウグの死に様には原作もこんな感じであることは重々承知しつつも不憫な扱いに思わず涙しかけましたが、その分思っていた以上に長い尺……というか本編の九割方を費やして描かれた五軍の合戦には大興奮しっぱなしでした。観ていて?となる原作からのアレンジ箇所の代表ともいえるタウリエルがいきなりサウザーみたいな事言い出したりとか、「その穴掘ってきたミミズの怪獣は引っ込めずにそのまま戦わせろよ!」とか「アゾグの武器それ絶対にメリットよりデメリットの方がデカいですよね?」とか、大鷲が助けに来るシーンのカタルシスが思ってた程じゃなかったとか、ビヨルンが殆ど出てこないとか、奥方様怖過ぎとか、バーリン大好きだからもっともっとバーリンを映して欲しいとか、ツッコミ所や不満点は無いでもないですが、圧巻の映像と観終わった後の満足感からすれば些細なことです。あとタウリエルはともかくレゴラスは出しといて正解だったなと思いました。
一番楽しみにしていたビルボとトーリンの別れのシーンも、原作で読んで想像していたものよりずっと劇的にアレンジされていましたが、やはり涙無くしては観れませんでした。ただトーリンがアーケン石を胸に置かれて埋葬され、お墓にオルクリストを立て掛けられるくだりが無かったのは残念です。その辺りはソフト化で補完されるのでしょうが。
2015年1月14日水曜日
EARTHLESS & ETERNAL ELYSIUM Japan Tour 2015に行って来ました

Canon PowerShot S110
さる1/12、新大久保アースダムにEARTHLESSとETERNAL ELYSIUMのジャパンツアーを見に行ってきました。一番手のDHIDALAHから始まり3バンド三様のヘヴィでサイケな音世界に耽溺させて頂きましたが、その中でもEARTHLESSのライブは本当に、本当に最高でした。初期のZEPのライブとASH RA TEMPELの1stが混淆した感じといいますか(EARTHLESSはラリラリ感は希薄ですが)、いつ果てるとも無く続く超超ハイテンションなハードロック・ジャムでした。メインセットはいずれも20分級の長尺インスト曲ながら、その演奏のあまりの熱量に当日券売切れでぎゅうぎゅうにすし詰めのアースダム前方はモッシュの嵐!ドラムのマリオ・ルバルカバのプレーは圧巻の一言。ギターのアイザイア・ミッチェルは僕も持ってるこのTシャツ
ド直球に自分の大好きなタイプの音楽の、高品質な生演奏をたっぷり叩きこまれた2時間でした。ああ、ロックって最高だな。楽器を演奏するのって楽しいな、と何だか初心に立ち返らせてくれた気がします。素晴らしい企画を立ててくれたETERNAL ELYSIUMには感謝してもしきれません。白状するとメンバーの家族の健康問題でお流れになった昨年の来日ツアーの時に初めてEARTHLESSの存在を知り、今回のツアーもつい先日まで特に行く気もなかったのですが、3連休特に用事も無かったので先週ふと思い立って前売り券と『From the Ages』を購入してこの日に望んでいたのでした。間違いなく一生忘れることのないライブ体験を危うく見逃すところだった訳で、今になってみると冷や汗ものです。とはいえ西荻であった東京2日目に行けなかったのは痛恨の一言。次回の来日があれば、絶対に1日だけと言わず行けるだけ足を運ぼうと心に誓いました。
2015年1月4日日曜日
初詣は浦和の調神社へ
2014年12月22日月曜日
リアリティのダンス/ホドロフスキーのDUNE

Canon PowerShot S110
早稲田松竹で『リアリティのダンス』と『ホドロフスキーのDUNE』の二本立てを観て来ました。アレハンドロ・ホドロフスキー二本立て。後者はホドロフスキーとは別の監督によるドキュメンタリー作ですが。
『リアリティのダンス』は23年ぶりに発表されたホドロフスキー監督最新作。白状すると第一のお目当ては『DUNE』の方で、『リアリティ〜』については勿論興味は大いにありましたが、流石にもう四捨五入して90になるお爺ちゃんが『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』を撮れるわけもないし、まあそんなに期待せんでおこう……と大いに舐めて掛かっていたのですが、いきなりスクリーンが一面真っ赤になった後に監督自身によるナレーションが力強く語られる導入部から完全に持って行かれました。ホドロフスキー自身の少年期の体験が下敷きになった作品ですが、大統領暗殺を目論む共産主義者である一方で家庭ではひどく強圧的に振る舞う父親が辿るホドロフスキーの過去作を濃縮したような夢とも現ともつかぬ旅路といい、神がかりというか(少しイカれた)神様そのもののような母親(何故か終始一人だけミュージカル映画の登場人物みたいになっている)の強烈なキャラクター造形といい、どこまでが実話でどこからがフィクションなのかは定かではありませんが、ホドロフスキーの内面が強く反映された物語であることは間違い無いです。ハッとさせられるビジュアル、常軌を逸した登場人物たち、「……何で!?」と思わず突っ込む展開とホドロフスキー節全開の素晴らしい映画でした。早くも次回作の話もあるそうで、『DUNE』で余すところなく映されるホドロフスキーの精力的な姿を見ると年齢による限界なんて本人の心の持ち方次第でどうとでもなるんだな、と思い知らされました。
あと、中盤で主人公(=少年時代のホドロフスキー)がクラスメートたちに皆でオナニーしようぜと誘われるシーンがありまして、南米に逃れてきたユダヤ人一家という出自故に割礼跡をからかわれるという悲しいシーンなんですが、そこの字幕が「岩陰でみんなでシコろうぜ!」となっていて、まあ最初は流していたんですがよくよく考えると「シコる」って映画の字幕で使うような単語か!?としばらく気になって仕方がなかったです。
そして次に観たのが『ホドロフスキーのDUNE』です。『デューン・砂の惑星』を原作として企画され、クランクイン寸前までこぎつけながら、壮大なコンセプトを実現するだけの資金を集められずに流産した幻のSF超大作を追ったドキュメンタリー。出演を渋るオーソン・ウェルズを食い物で釣った話とか、サルバドール・ダリを何としても出演させたい!ということで無茶なギャラ要求をどうにかして丸め込む話とか、面白エピソードがどんどん出てきます。で、一番楽しみだったのが音楽について。複数の惑星が舞台になる物語という事で、各惑星ごとに別のアーティストに音楽担当を依頼するという話になるんですが、とにかく各界から最高のものを集めるという発想からか、いきなりPINK FLOYDが出てきます。しかもプロデューサーが話を持って行ったのが『狂気』のレコーディングが佳境に入った頃のアビィ・ロード・スタジオ。そしてその次に出て来るのが個人的に一番のお目当てだったMAGMA!この映画の企画はパリを拠点にして進められており、そのパリでホドロフスキーはギーガーと一緒にMAGMAのライヴを見に行ったそうです。「ゴシックで、行軍のようで、恐ろしさを感じさせる」のが起用の理由だったそう。合間にはクリスチャン・ヴァンデのインタビューと"Zëss"のライヴ映像も挟まれます。ホドロフスキーからは(PINK FLOYDを差し置いて)「当時世界最高のグループを起用した」という発言も有り、MAGMAファン的には大満足でした。
ギーガーやメビウスら綺羅星の如きスタッフが練りに練ったビジュアルからは傑作の予感が漂い、各スタッフの経験や残された絵コンテが『スター・ウォーズ』や『エイリアン』に重大な影響を与えた、という話が紹介され、ニコラス・ウインディング・レフンは「もしこの企画が実現していればその後のSF映画の歴史はどうなっただろうか」と語ります。映画会社の無理解により傑作になるかも知れなかった作品が闇に葬られたことにやるせなさは感じますが、一方でその無茶過ぎる壮大さと哲学的・宗教的な物語は実際に制作までに至っていたら大惨事になってたんじゃないか……という気がしないでもありません。ついに世に出なかったからこそ、この作品は神秘と伝説に包まれ、その精神性が後世に伝えられるものになったんじゃないでしょうか。
2014年11月28日金曜日
観戦記: 2014年J1第32節 vsガンバ

RICOH GRD2 + GH-1
パトリックも宇佐美も居なくなり、最低でも勝点1は取れるのではと楽観しかけてきた時に容赦無く叩きつけられた2失点。 ここで決めたい、という選手たちの気持ちは遠くメインアッパーまでも伝わってきましたが、勝負は非情です。アウェーで当たる鳥栖よりはまだホームで当たるガンバの方が勝ち目があるんじゃないかと個人的に思っていたのもあって、正直、落ち込みました。この一週間ほどはニュースも殆ど遮断していたので、レディースが優勝したとか、湘南から遠藤が来て坪井が湘南へ行くかもしれないとか、阿蘇山が噴火したとか、重大ニュースも今日になってようやく知る有り様。そして明日にはもう鳥栖戦です。とにかく、勝ってくれること(そして神戸の健闘)を信じて見守るしか無いです。
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