2014年6月11日水曜日

EARTHの来日公演に行って来ました

EARTH Japan Tour 2014-06-05
Canon PowerShot S110

さる6月5日に新大久保アースダムでEARTHのライブを観て来ました。東京ではこの日のほかに翌6日にも新代田でライブがありましたが、俺はこの日だけの参戦。仕事終わりで大急ぎで新大久保に向かい、開演30分ほど前に会場着。やれやれ間に合ったわいと一息つき、ビールとTシャツを求めて物販に足を運ぶと、普通にEARTHのディラン・カールソンが他メンバーや関係者の人と談笑していて、余りの衝撃に一瞬フリーズしてしまいました。間近で見るディランは思いのほか小柄で、優しい声音に柔和な笑顔が印象的。ジャケットの背面下部に輝くRAINBOWのパッチが眩しかったです。頼めば写真ぐらい撮ってくれたかもしれませんが、目に焼き付けて拝むだけに止めておきました。

この日のサポートはNEPENTHES!お酒が進むほどに暴走の度合いを増して行く爆音ドゥーム/ストーナーサウンドで最高でした!ボーカルの根岸氏が再三ステージからマイクのケーブルの長さ限界まで観客席側に足を運ぶボーダーレスなステージ。終いにはマイクのケーブルが引きちぎれてしまい、剥き出しになった線をペロペロしていましたよ。

そしていよいよEARTH!ほぼ最前列の良い位置で観れました。今回はギター、ベース、ドラムのトリオ編成。メンバー自らセッティングを行い、準備が完了すると特に照明が落ちることもなく(ディランの体調を考慮してでしょうね)そのままライブ開始。

『Hex; Or Printing in the Infernal Method』以降のクリアな音像のギターにアコースティック楽器やブラスも取り入れたサウンドから、現在はまた轟音路線に回帰しつつある、というのは事前のインタビューなどでも読んでいましたが、なるほど最小限の編成から発せられる音は歪みの効いたギターが全面に押し出されていました。とはいえそれは初期のドローン路線への回帰というのではなく、『Hex』や『The Bees Made Honey in the Lion's Skull』などの近作の路線を経ての更なる深化といった趣き。ファンシーなステッカーの貼られたギターを手にしたディランのパフォーマンスは圧巻でした。反復するリフに身体を揺らしている内に涅槃を幾度と無く垣間見つつステージ上に目を凝らすと、ディランの高い眉骨の奥の眼が完全に白目を剥いていて、ああやはりこの人は扉の向こう側と行き来ができる人なんだな、と戦慄しました。

EARTHの世界に浸りきる幸せな時間でした。9月発売予定という最新作の『Primitive and Deadly』が待ち遠しいです。

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