2011年12月24日土曜日

2011年天皇杯4回戦 愛媛 vs 浦和

From twitter&Blog用

 準々決勝のキックオフも間近ですが、今さらながら先週の愛媛戦に行った時の話をば。


 同じ埼玉県内、そしてTV各局の気象予報で何度となく目にしてきた名前でありながら、未だ足を踏み入れたことの無かった街・熊谷の、そこから更にバスに揺られ揺られて市街地からかなーり離れた場所に立地する熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。国体のために建てたモノだというのは知ってたけど、実際に目の前にしたら思ってた以上に立派な建物だった。そして周囲は広大無辺極まる北関東の平原。東に筑波山、西に富士山を同時に眺められるのはちょっと良いなと思ったり。


バックスタンドと筑波山

 

 試合内容については特に前半はあんま良くなかったかなあ、中盤の繋ぎのところでミスをしては相手に奪われ、再三再四ピンチを招くというもはや見慣れてきた感すらある光景。特に今年J2で無双して遂に覚醒しつつあると聞いていた斎藤学は怖かった。そして何故か左SBに入っている暢久……でもそんな中でもセットプレーから不思議にアッサリと2点先制。

暢久が折り返してからの……



原ゴール!


 レッズの選手が乗ってきたのか、愛媛の選手の心が少し折れたのか、後半に入ったらいい感じにボールも繋がるようになり相手を押し込む展開に。すると今度は中々点が入らなくなったのはやや頂けなかった。しかし点を入れられる心配も格段に減ったので、久しぶりにまったりと観戦する事が出来たり。一番盛り上がったのはまさかまさかの数年ぶりの坪井の公式戦ゴール!……ならず!の瞬間か。



 個人的に嬉しかったのは久々に宇賀神を前目のポジションで見れた事。コンディションも良いようで、その宇賀神も絡んだ3点目は何時以来かの美しい崩しからのゴールだった。あのゴールが残りの堀レッズの、そして来季のミシャ体制への良い弾みになれば良いが。ここで終わってれば良かったんだけど、終了間際に三上→福田健二に綺麗に決められ1失点して終了。若干変な雰囲気になったけど、その後の三上コールとそれに応える三上は美しかった。その後の東京東京くそったれコールはご愛嬌。









画面左の方に小さく富士山

 さてそれでは帰りますか、と熊谷駅へ向かうバスの待機列へ。大変な混雑だったけど、まあこれはもう仕方が無い、待ってりゃ何時かは乗れるんだから……と、列に加わる……が、中々乗れない!どうも道が混んでいたようで、バスの来るペースも遅かった。最初は試合の熱気も残っていたが、冷え冷えとする夜空の下に立っている内に全身が芯から冷えて行く……携帯を弄って暇を紛らわそうにも、指が完全に悴んでしまい思うようにタッチパネルを操作する事も出来ず。ようやく来たバスの灯りがあんなに嬉しく見えるとは思わなかった。



 FC東京戦はBS観戦。今のチーム状況を鑑みれば楽な相手では無いとは思うが……相性は抜群にいいし、割と楽観してる。受難の一年の〆は一つでも上に残れれば良いなあ。

2011年12月12日月曜日

冬の舎人公園で狂い咲きの夏に出会った

From twitter&Blog用

 夏に撮ったのを今頃アップロード……とかではないんです。正真正銘、先週の土曜日に撮った写真。


 先週の日曜、水元公園に行ったのが非常に楽しかったのに味をしめて、この週末もどっか都内の公園に行ってみようって事で、足立区は舎人公園に行ってみた……んだけれど、まず舎人公園に辿り着くまでが一苦労。ネットで調べると西新井駅からバスに乗って行くのが自分的には一番行きやすいっぽかったので、その通りに西新井駅を下りてバス停を探し出し時刻表を調べてみたら5分前に出ていったばかり。しかも次は1時間後……ふざけるな!……と怒ってても仕方が無いので、隣の竹ノ塚駅に移動してこちらからバスに乗ることに。恐らくこれだろうと目星をつけたバスに飛び乗り、ほっと一息ついて目の前にある路線図を見てみたら途中で道が別れて俺の乗ったバスは明後日の方向に行くことが判明。ふざけんな!ていうかバカ!俺の馬鹿!結局、バスの終点の日暮里・舎人ライナーの始発駅まで行ってそこから鉄路で舎人公園駅まで行くことにした。


日暮里・舎人ライナーの列車最前部からの眺め

 日暮里・舎人ライナーは初乗車だったけど、運転手も車掌も居ないのはやはりギョッとしたり。ここまででさんざん痛感した(つっても九割九分は俺が悪いんだけど)舎人公園までの行きづらさを考えると、成程こういうもののニーズのある鉄道網の隙間にスポッと嵌る路線なんだなあ……とか考えつつ物珍しさにキョロキョロしてたら、目的地の舎人公園駅に到着。




 しかし、先週の水元公園と違って今回は何か色々とタイミングを外した感が強いというか、立派な皇帝ダリアが植わってるかと思ったらもうすっかり花が萎れた後だったり、鳥にカメラを向けてもパッと逃げられたり……何かいいもの無いかなーと公園をぐるりと周って、小高い丘になっている場所へ足を向けたら、冬の高い空をバックに冒頭の奇観が目に飛び込んできた。


 ヒマワリ、それも痩せこけて小さな花を沢山咲かせているのでなく、陽の光に向かって大輪の花を潔く咲かせた立派な立派な株が数本、連なって立っていた。冬咲きのヒマワリなんて聞いたことないけど……これはいったい何なのか。植える時期をズラせばこの時期に咲かせる事も出来るのか、それとも秋ごろに寒くなってからまた暖かくなった時期があったけど、あれが原因で狂い咲いたのか。





 まあこれを見られたんなら来た甲斐があったかな。そんな感じのお出掛けでした。その後、丘の上の休憩所でビール飲んで焼きそば食って牛串食って、適当にブラついた後に再び日暮里・舎人ライナーに乗って都心方面へ移動。久しぶりに新宿でカレーを食って、綺麗な満月を眺めながら帰宅した。


2011年12月10日土曜日

2011年12月09日 ……何か寒くね!?


 朝起きたら母から「雪降ってるよ」との言葉。慌てて窓を覗いてみたけど、その頃にはみぞれの最後の数滴が見れただけだった。



 いやしかし寒かった!ただ寒いだけならまだしも今日は雨混じりで湿気が高かったから、しみじみと寒さが骨身に凍みること凍みること。あと該当の電光式の温度計が昼が5℃で夜になると7℃になってたんだけど、アレはどういう事なんだろう。




 そんな感じで仕事終わりに日比谷の方までちょっとうろついて写真を少し撮って帰って来ただけの一日。あ、帰りに秋葉原でスリムクラブを見たよ。何かガラパゴスの販促をやってたみたい。イベントの終わり頃に遠目からチラッと見ただけだけど、生で真栄田の声が聞けました。


 明日もかなり冷え込むみたいだけど、折角の晴れだしお出掛けして来る。布団の中で心が砕けて一日寝て過ごす可能性も大いにありうるけど。

2011年12月8日木曜日

ザギンで司ー寿ーベーター


 就活に敗れ続けた末にヤケクソ気味に大学を卒業して以来、実家の手伝いという無職に産毛が2,3本生えた程度の立場で長らくお茶を濁してきたのですが、「ええいもう何でもいいからここらでいっちょうやってやろうじゃねえかクソッタレ!」と引っ掴んだタウンワークに載っていた求人に応募して、アッサリと採用されて初出勤してからちょうど一ヶ月。寒さと眠気で死にそうになりながら毎朝常識的な時間に起床して、銀座のド真ん中で勤労しております。まあ、もうちょっと研修が続くんですがね。しかし、これでようやく扶養家族からは抜け出せそうな気配です。非正規雇用に変わりはありませんがね。


 で、銀座です。何ぞ隠れ家的なBARやらとっておきのレストランなどがあれば良いんですが、如何せんたまに映画観に行く以外は何の接点も無い街だったので、今のところは折角の銀座も殆ど活かせてない感じ。とはいえ、何せ賑やかな街ですし、銀座も有楽町も新橋も八重洲も日比谷も殆ど同じトコみたいなもんですから、18時に勤務が終わってからはあちこち写真を撮って歩けるのは大変良い感じ。まだ春・夏・秋の景色が残ってるからね、これからが楽しみだ。

2011年12月5日月曜日

水元公園に行ってきたよ


 何日かぐずついたお天気が続いた後に、カラッとスカッと爽やかに晴れ渡った日曜日。東京は葛飾区金町、大場川を挟んで対岸に埼玉県三郷市を臨む広大な水郷・都立水元公園に行って参りました。中学・高校と京成線に揺られて通学してましたが、その沿線にこういう場所が有るというのはついこの間まで全く知らなかったり。二ヶ月ほど前に祖母と会話してた時に、遊びに行ったことがあるがそれは綺麗な、良い所だったという話を聞き、じゃあ近い内に行ってみるかと頭の片隅に留め置いてたんだけど、職場が変わったり何だりでなかなか都合が付かず。ようやっと足を運ぶことが出来ました。


 金町駅前からバスに揺られて、その名もズバリ水元公園バス停で下車。住宅街の中に切れ込んだ入江のような水辺に架かる桟橋にズラリと並んで釣り糸を垂らすオジさん達を横目に歩を進めて行き土手を乗り越えると急に視界が開け、目に飛び込んでくるのは広大な公園の敷地。木と、水と、鳥と、そして子供たちのはしゃぐ声と、いかに下町とはいえ、ここが東京かと思わず目を見開く期待以上の素敵な場所。



園内ではワカサギ釣りのような小さな釣り竿を垂らしている人が大勢居たけど、何が釣れるんだろう。フナか、タナゴか……



メタセコイアが大量に植わってるのがウリの一つなんだそうな


水鳥の楽園であると同時に




一斉に飛び立つと空が半ば埋まるほどのカラスのねぐらでもあったり。頑張れカラスよ、都知事に負けるな


猫は一匹だけ見た

 『バード・サンクチュアリ』と銘打ったエリアを設けるぐらいで、水辺に立っていると聞いたこともないような鳴き声が何処からか響いてきたりと野鳥が豊富に生息してるトコなんですが、そういう場所なら当然ながら鳥撮りの皆さんも居らっしゃる訳で、特に人足の踏み入れを規制したエリアに設けられた観測所のような所に差し掛かると、各々が新車一台軽く買えそうな強力な機材を抱える猛者たちが居並んでいたり。一瞬気後れするも、意を決して踏み入れると、たまたま目が合った優しそうなおじさんに手招きされる。

 「ちょっとそこから覗いてみな、アンタのそれ(レンズ)なら撮れるだろう」

 ウウウ、確かにナリは白いが手ブレ補正も付いてない中古の70-200mm f4L、愛着は人一倍持ってるつもりだけど野鳥撮りにはおよそ通用するものでは……と気後れするも、折角のお誘いを無碍にするのも悪いので意を決して覗き窓へ。

 「アオサギが三羽居るだろう、その上をずーっと行くと……」

 確かに、おじさんの言った場所には何かが居る。小さくしか見えないが、今までに見たことのない、猛禽のような……



 「これ、何ですか?」

 「ノスリだよ」

 へええーと思わず感動。他にもオオタカの幼鳥(これは遠すぎて流石にケシ粒ほどにしか撮れなかった)なども教えて貰ったりと随分とお世話になる。名前も何も聞けなかったけど、良い人だったなあ。またあそこに行けば会う機会も有るだろうか。


俺のレンズに届く所にちょうど並んでいてくれたウの皆さん


右の木と真ん中の木が入れ替わってれば信号機だったんだが






ふとした弾みに唐突に視界にその姿を現す電波塔。改めてこの辺りの景色を根こそぎ塗り変えたそのインパクトを感じる

 さて日も暮れてきたしそろそろ帰ろうか……と思ってたら何やら尋常でない奇声が聞こえて来て思わず立ち止まる。何事かと振り向いたらガラの悪い男が痴話喧嘩だかなんだか、知り合いらしき女性と口喧嘩をしているだけだったり。やれやれと振り向くと、何やら入口近くの橋の上を歩いていたオジサンが俺のカメラを目にして近付いて来た。何だ何だ。

 「あのですね、ちょっとこっち来て下さい!今日はね、珍しいです!年に何度もないんです!橋の上から富士山が見えるんです!」

 「へえ!本当ですか」

 オジサンに導かれるがままに橋の半ほどまで歩を進めると……おお、確かに、土手の向こうの夕陽の中に富士山のシルエットが見える!まあ富士山のシルエット自体は南関東のちょっと高いとこからなら割とどっからでも見えると思うけど、ここ水元公園の水辺から、土手越しの人車が往来するのと同じ高さで見るというのは中々の眺めでした。


オジサンにお礼を言って、かなり暗くなってきた中で三脚も無かったけど、何枚か根性で狙ってみた。


広角で、小さく富士山見えてるよ


 本当に、いい公園でした。この日は園内の半分ほどしか回れなかったし、また近い内に足を運ぼうと思います。ところで俺は本当にアホなんですが、金町といったら京成線!と完全に頭がロックされていて、北千住から常磐線で行けば直ぐなのにわざわざ京成線で高砂経由でエラい遠回りをしたり。いやな、ちゃうねんこれは……中学・高校時代の思い出と、後は時間に余裕があれば柴又にも行ってみようかなとか思ってたりとか……兎に角、そういう事にしておいて下さいな。