2015年6月28日日曜日

観戦記: 2015 J1 1stステージ第17節 vs新潟 半分の歓喜、節目の通過点

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Canon PowerShot G15

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Canon PowerShot G15

自由席でチケを取っていたのでここ最近の悪天候からズブ濡れ覚悟でしたが、試合開始の頃にはすっかり晴れてくれて良かったです。清水戦、神戸戦と1得点止まりだったのでちょっと攻撃が湿ってきたかな?と心配していましたが、5得点の大爆発で杞憂に終わりました。有限実行の武藤のプロレスLOVEポーズに痺れた!2失点は余計でしたが、帳尻だか何だか知りませんが西村のひどいジャッジで試合が壊れたのもあるので何とも……最後の最後のズラタンのシュートが決まっていれば最高でしたが、まあそれは贅沢し過ぎなのでしょう。

無敗のステージ優勝は素晴らしいですが、これから先どれだけ勝っても最後は優勝決定戦をやらなきゃいかん今季の謎レギュレーションを考えるとやはり大喜びは出来ません。とはいえタイトルはタイトルだし、賞金も貰えるのでまあそこそこに喜んで……赤フンドシを締め直して後半戦も無敗を続けて行きましょう。阿部ちゃんのスピーチとトロフィーを掲げてはしゃぐミシャには熱いものがこみ上げてきました。12月にはもっと大きい歓喜を!

ところで前半のレッズのPKのシーン、誰が蹴るのかはっきりせず、槙野が蹴りたがるようなそぶりを見せていた後に、西川に声を掛けていて、まさか西川にキッカーやらせようとしてるんじゃ……いやまさかな……とか思っていたのですが、試合後の選手コメントを読むと本当に西川に蹴れと言っていたんですね。先制点が決まるかどうかという大事な場面だったので興梠に蹴らせた。もう少し余裕のある局面だったら蹴るかもしれない、と西川は言っていますが、阿部ちゃん以外はどうもPKの信頼性が微妙なので、本気でキッカー西川を考えて欲しい気も……でも今日の興梠のPKは良いシュートでした。

2015年6月9日火曜日

MAGMAの来日公演に行って来ました

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Canon PowerShot S110

さる6/5にMAGMAの来日ツアーの東京公演2日目に行って来ました。2005年の来日公演(2日行った)、2009年の来日公演、そして2010年のフジロックに続く、5年ぶりの生MAGMA拝観です。とここまで書いて、初めて観たのがもう10年も前の事とは……と時の流れの早さに驚愕しました。

2005年は『K.A.、2009年(と2010年のフジ)は『Ëmëhntëhtt-Ré』と大作のフル・レングスを引っさげての来日でしたが、今回は事前に発表された新規音源が以前の来日公演でも演奏していた新曲の『Šlaǧ Tanƶ』と旧作の新録の『Rïah Sahïltaahk』という、いずれも20分超の大曲とはいえ1曲だけが収録されたシングルというかEPサイズの作品。そして直近の北米ツアーが"M.D.K"と"Köhntarkösz"というバンドのキャリアを代表する2大代表曲をフィーチャーしたセットリストだったこともあり、過去の来日公演に行く時には「現在を生きるMAGMAをこの目で目撃するんだ!うおおおおお!」と目を血走らせていたのが、今回は「大好きなバンドをまったり見に行くぞ」的な力の抜けた心持ちで会場に足を運びました。

今回の来日公演の大きな目的の一つとして、現在2着持っているMAGMAのあの印象的なバンドロゴが刻されたTシャツを買えるだけ買い足す、というのがあったのですが、今回の物販は過去の来日公演と比べると随分と控えめな品揃え。2種類あったTシャツの内、黒字に赤くバンドロゴが輝くツアー公式Tシャツは東京1日目の時点で売り切れ、日本オリジナルのTシャツはどうも食指の伸びないデザインで且つ入場が開始されて間も無くこちらもMとLが売り切れと、完全に肩透かしに終わってしまいました。そんな訳で物販では全く散財すること無く会場へ。事前にいっぱいお金下ろしておいたのに〜。

さて会場に入るとまず驚いたのが場内BGMがSUNN O)))の『Monoliths & Dimensions』だった事。な、何で……?しかし秘教の儀式めいたMAGMAのライヴに向けた空気作りには絶好のチョイスだったのかもしれません。轟音の彼方からアッチラの声が不気味に響き出すと、近くに座っていたプログレおじさん達が「これ何なんだろう……?」「何か台詞が入ってるね……」とヒソヒソ話し合っていたのが面白かったです。

そうこうしている内に開演時間。19:30ちょうどにメンバーがステージに登場し、場内が歓声に包まれます。セットリストは事前の予想通りでサプライズは無し。一日ぐらい"Rïah Sahïltaahk"をやるかなーと期待していましたが、残念ながら演奏されませんでした。

1. Köhntarkösz
2. Šlaǧ Tanƶ
3. Mekanïk Destruktïẁ Kommandöh
-アンコール-
4. Zombies

以上4曲で約100分のステージ。過去の公演と比べると分量は控えめですが、演奏は熱演そのもの!「ハマタイッ!」の掛け声で始まった1曲目の"Köhntarkösz"からスタンディング・オベーションの出る盛り上がりでした。ドラム、ボーカル(男)、コーラス(女)×2、ベース、ギター、キーボード、ビブラフォンというバンド編成。御年67歳のクリスチャン・ヴァンデはドラムの音もますます重く、衰えを感じないパフォーマンス。ステラ・ヴァンデやフィリップ・ブソネら周りを固めるメンバーも盤石の仕事ぶりでした。事前にセットリストを予想してた時から「これだと"Hhaï"が無いから今回はヴァンデはドラムだけで歌は無しかあ」と残念に思っていたのですが、"M.D.K"の中盤にまさかのヴァンデがマイクを手にしての独唱パートが設けられており、言霊をたっぷりと堪能出来ました。

久々の生MAGMA拝観、楽しめましたが、やはり腹八分目感がちょっとあります。近い内にまた来日しないかなあ。その時にはTシャツも沢山持ってきて欲しいです。前回は来日ツアーの翌年にフジロック参戦だったので、またその流れが無いかとちょっと期待。ところで、フジといえばこの来日公演に行った6/5に、今年はかつてMAGMAも出演したオレンジコート廃止との悲しいお知らせが。MAGMA目当てで行った2010年を切っ掛けに、毎年行くようになったフジロック。多様なステージの中でもオレンジコートは特に居心地の良い場所だったので、残念の一言につきます。もしまたMAGMAがフジに来るとしたらどこのステージに出るのかなあ……やはりヘヴンでしょうか。

2015年6月7日日曜日

観戦記: 2015 J1 1stステージ第15節 vs清水 何よりも岡本の活躍が嬉しい

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Canon PowerShot G15

首位とブービーの戦いとは思えないほどの大苦戦でした。李が一本でも決めてくれていればもう少し楽だったのですが(^_^;)……フィニッシュ以外はいい感じなんだけどなあ、チュン君。終盤はひたすら耐える展開でしたが、月並みな言葉ですが、こういう試合を勝ち切れたのはチームの成長なんでしょうか。興梠のゴールも、ヒーローインタビューでの「欲しいのは年間優勝。ステージ優勝はどうでもいい」という発言も最高でした。とはいえ、現行の制度で行われる限りタイトルには違いはないし、賞金も貰えるので早く1st優勝を決めて喜びたいところです。仮にこのあと全敗しても得失点差が9あるし、ほぼ決まったと考えて良い……のかな?

森脇のコンディション不良で久々のリーグ戦での先発の機会を掴んだ岡本。守備に関しては大きな破綻は無く、時間が経つ毎に攻撃への関与もスムーズになっていって、バックアップとしては申し分の無い出来だったのではないでしょうか。足を攣って途中交代したのは残念でしたが、バック〜南ゴール裏のライン際を歩きながらピッチを後にする時はサポーターから暖かい拍手が送られていました。フィンケ時代2年目の峻希と岡本の右サイドには本当にワクワクしたもので、ミシャがレッズの監督になると聞いた時は、CBと右SB両方の適性を求められる役割は岡本にはぴったりだと思っていたのですが、練習でもWBやボランチでの起用ばかりで出場機会もほとんど与えられず、そうこうしている内に森脇が加入して右CBでの起用は殆ど絶望的になってしまい、長崎へレンタル移籍していった時は個人的にけっこう落胆していました。それでもいつか岡本はレッズの3バックの中に割って入って来ることは出来るはずだと信じていたので、今日の岡本の堂々としたプレーぶりは感慨深かったです。森脇や槙野とはまた違った形でもっと敵陣深い位置でも攻撃に絡むことの出来る力は持っている選手ですし、夏場の選手のコンディションが厳しくなっていく時期を前に、ある程度計算の出来るCBのバックアップが若手の中から出て来たのは心強いですね。