2011年10月31日月曜日

北千住の空は青かった



 年金手帳を取得せんといけん事になったので、地元の年金機構の窓口に初めて赴く。「身分証は……年金の振込票があればいいか、これなら水道や電気のアレと同じ扱いだろう」と甘い考えでいたら、係員さんから「すいません、免許証か保険証はありますか?」との問いが。アウトー!……と思ったけど、銀行のキャッシュカードとクレカを見せたら何とかなった。とてもありがたかったけど、それはそれでどうなんだろう。iPhone買った時は保険証+クレカでないと一括払いさせてくれなかったけど。

 その後は特に用事も無かったので電車に乗ってお出掛け。北千住を少しブラついたり、秋葉原ヨドバシでプリンターの品定めをしたり。誰も居ない荒川の土手で浴びる西陽は、普段よりも少し熱く感じた。






2011年10月30日日曜日

2011年 10月30日 曇り


 昨日とは打って変わって特に何も無かった一日でした。新しく買ったカメラ(RICOH GXR: GR Lens A12 28mm f2.5)で我が家のお犬様をパチリ。余りオートフォーカスに頼ることが出来ないカメラなので、マニュアルを使った撮り方を色々と試行錯誤して鍛えないと使いこなせないかも。出てくる画についてはそれはそれは満足の一言、末永くお付き合いしていこう。昨日の国立の遠景の写真もGXRで撮ってたり。

 MXで東京ダービーを見てたら実況席にやたらと流暢な日本語を喋る外人が。ははあ、大分戦に続いてアマラオがゲストで来とるんかと思ったら、アマラオじゃなくてジャーンだった。あの人も日本が長かったもんね、レッズの選手もポンテ、エメ、エジは日常会話は大体こなせてた印象。

2011年10月29日土曜日

2011年 ナビスコ杯決勝 浦和 vs 鹿島



 ああ!悔しい!

 90分+30分の殆どがレッズ陣内で展開されたワンサイドゲーム、監督交代から10日余りのチームにこの大舞台はやはり厳しかったか。それでも順大を中心に懸命に鹿島の攻撃を凌ぎ続け、PK戦まであともう少しというところまで耐えていたが……最後のセルヒオのシュートの弾道を見た瞬間、一瞬自分の中で時が止まったけど、ボールは無情にも僅かに枠を逸れていった。



 終了後、啓太は若手たちに「表彰式に臨む相手の顔をよく焼き付けておけ」と言ったらしい。素晴らしい言葉だと思う。もう一度、この舞台へ。その為にもまずは残留へ全てを掛けなくては。この一戦で得たものと炙り出されたものがその糧になってくれれば良いんだけど。次の試合は直ぐにやって来る、直輝不在のジュビロ戦、ここからの試合は全てがある意味で今日を超える大一番だ。




2011年10月28日金曜日

さあ決勝だ

 いよいよ来ましたナビスコカップ決勝。今年は変則的な形式での開催だったとはいえ、本当に、このチーム状況でよくぞここまで勝ち残れたものだと未だに不思議な気分。降格危機の中で残留とは何の関係もないカップ戦に注力するのはいかがなものかという思いも抱かないではなかったけど、ここまで来たからにはタイトルを取らない手はない。ましてチームを一から仕切り直してる現状では、勝利は残留への最高の特効薬になってくれる筈。たとえ力及ばず負けるにしても、気持ちと手応えを感じさせてくれれば……

 個人的に国立競技場に行くのは物凄い久々で、どれぐらい久々かというと5年ぶり。06年天皇杯準決勝の、奇縁なるかな明日と同じく鹿島戦以来なのです。確か(元恐妻家の方の)本田のラストマッチだったのかな?ネネ・内館・萌の3バックが特に記憶に残ってる。岩政(明日は不在らしい)にヘディングを決められつつも、選手の揃わない中2-1で競り勝った試合。あの時のように歓喜を味わえられればいいな。

2011年10月27日木曜日

久しぶりに都心に出た


 まあ、だからといって特に何かをしたというのでもないんだけどね。とりあえず折角なので新宿公園あたりまでブラブラしたり。久しぶりに浴びる副都心のビル風はひどく冷たく感じた。空気も何だか澄んでたし、もう冬なのかな。


 ずーっと買うのを我慢してたブツをとうとう買ってしまった、身の丈に合わぬ散財はこれを機に暫く控えねば。まあそれはそれはそうとして、明後日、満員の国立でこのブツを使うのが今から楽しみじゃグフフ。


 あとこれも買ったー『365Days of Danboard』!夏に渋谷でやってた“よつばと!10年1日展”でサンプルを見て以来ずっと楽しみだったのです。特に文が添えられてたりする訳ではないけど、観ていて不思議と心がざわめくエモーショナルな写真が詰まった本でありました。写真家のアイデアや視点が優れているのは勿論だけど、ダンボーのデザインってやっぱ凄いなと改めて感嘆した次第。

2011年10月26日水曜日

2011年 10月26日 晴れ 急に寒くなったので



 以前に撮った寒いところの生き物の写真を……とここまで書いたところで、このペンギン(フンボルトペンギン)が棲んでる所は余り寒くないっていうかむしろ暖かいところなのに気付いた。早く暖かくならないかな。

2011年10月25日火曜日

弁当の呪いと秋の空




 雲だけ見れば秋なのに、長袖を着て出た事を激しく後悔する夏日な日中。ちょっと最近気候がおかしい、これは政府だか軍産複合体だか三百人委員会だか兎に角世界を闇から操る謎の集団の陰謀だよスカリー、マジでマジで。まあ寒いのが苦手なんで悪くはないっていうか割と快適なんですけどね、個人的には。

 ……って明日は寒いのか、土曜日にはさてどんな天気になってる事やら。

 そんな感じでパッとしない一日。写真を撮ったりバイトに行ったり日常の7巻を買ったり。表紙カバーを外したら中村先生が可愛かった。

「ヴァンフォーレ甲府応援弁当」発売のお知らせ
 弁当か、そうか、甲府は弁当を出すのか。何だか残留への希望が大きくなってきた気がするぞ。




2011年10月24日月曜日

2011年 10月24日 晴れのち曇り






 淡々とどうって事の無い休日だった。とりあえず写真を何枚か。

 明日は給料日じゃ、グフフ。

2011年10月23日日曜日

2011年 10月23日 曇のち晴れ





 特に何も無かった一日。ちょっと蒸し暑かったかもしれない。

甲府が清水に完敗し再び降格圏内の16位に転落…得点王ハーフナーは不発/J1第30節
 うひょー、願ったり叶ったりの展開ではないか。伸二(と高木長男と大前)には感謝してもし切れない。後はマイクがイエロー貯めてくれてたら完璧だったんだが。まだ一つの敗戦で全てが暗転する状況には変わりはないけど、ちょっとずつ光明が大きくなって来た感じ。

エルゴラスパイレポート: 『浦和、“今季初のフットボール”を謳歌』
 本当にねえ、長かったねえ……

2011年10月22日土曜日

Fマリノス戦

 バイトをしつつハラハラしながらJ'sゴールの実況をチラ見してた。どうやら大宮が負けたお陰で自力残留の目もちょっとだけ出てきたみたいだ。未だ道は険しいけど、ひょっとしたら奇跡は起こるかも知れない。

 試合の内容は録画で確認。立ち上がり梅崎のシュートで幸先良く試合には入れたと思ったらいきなり大黒に決められて、その後もやや煮え切らない展開だったけど、前半の30分辺り?から目に見えて全体が良くなっていった印象。ややぎこちないながらも、常にボールを持って崩していく姿に郷愁と安堵を覚えたり。特に今年はシーズン通じて全く以てパッとしてなかった宇賀神が見違えるように躍動してたのは嬉しかったなあ。あと交代が発狂攻めダルマパルプンテ乱舞でなくちゃんと意図が見えるものだったのも。急ごしらえの割に破綻は少なかった印象だけど、これは相手の采配に助けられた面もある(中村のキック付きのパワープレーは確かに怖かったけど)ので、ナビスコ決勝を挟んでジュビロ戦までにしっかりこの試合をベースに整えて貰いたい。

 ちょっと不安になったのが今日のスタメンだとPKキッカーが居ないという事。てか他のスタメン級の選手にも見当たらない……前回貰った時はマルシオが蹴ってて見事に決めてたけど、彼も新潟時代は率先して蹴るクチでは無かったみたい。有望なのは楢崎にパネンカ決めたマゾーラだけど、こっちは今のままでは使われる機会が限られてるし……いっそ順大とか蹴れないかしら。

 宇賀神→峻希に交代した時に聞こえた堀監督の「柏木!柏木!9メートル!」は何だったんだろう。

2011年10月21日金曜日

ハチの諸々の効能について



 「何も無い」が有った一日。要するにバイトに行ったぐらいで後は何もしてない。

 先日、このような本を読みまして

 どんな本かというと、5,6年ぐらい前から北米で次々と養蜂家が飼っていたミツバチが一夜にして忽然と姿を消してコロニーが全滅してしまう奇妙な現象が起こるようになった。ハチが居なくなるというのは何もハチミツが取れなくなるだけじゃない、アーモンドなどの作物の大規模なプランテーションは収穫までの過程においてハチによる受粉が必要不可欠で、これは農業全体の死活問題になる。ハチが失踪する原因を突き止めなくてはいけないけど、さてそれは一体全体何なのか……農薬による土壌汚染かもしれないし、ダニ駆除用の薬かもしれない。そもそもミツバチを人間の都合に合わせた不自然な環境で繁殖させるのが良くないのかも知れないし、単一の作物しか存在しない農場でミツバチを働かせるというのは必然的にハチが蜜や花粉から得る栄養が極端に偏るという結果を招き、ハチが栄養失調に陥るのは想像に難くない……等々、疑いだせばキリがないけど、結局現状ではどれか一つに絞ることは出来ない。ミツバチが今置かれている危機はおそらくはこれらの要因が複雑に絡み合った末に起きている事であり、それは養蜂や農業といった枠組みを超えて、これからの人間と自然との関わりに重大な示唆を与えるものであろう……みたいな感じの本。

 で、この本には養蜂の歴史やミツバチの生態についての著者の愛に溢れた、とても興味深いエピソードも数多く載っていて、読んでて「ヤバい!ミツバチ飼いたい!」という思いがムクムクと沸き上がって来る事請け合い。更に文庫版には著者と訳者によるニホンミツバチ礼讃の言が載っており(曰く、その蜜蜂はセイヨウミツバチには無い妙味である。曰く、寄生虫に対する強い耐性がある。曰く、スズメバチに対してセイヨウミツバチは為す術なく虐殺されるばかりであるが、ニホンミツバチは敵を大群で包みこんで蒸し殺すという独特の攻撃システムを持っているetc...)、「ヤバい!ニホンミツバチ飼いたい!」という思いが個人的にムクムクと湧き上がってた所に、書店の棚をボーッと眺めてたらこんな本が。

 「へー」と思いつつパラパラと流し読みしてたらスズメバチ対策についての項を発見。さしものニホンミツバチといえども、一匹や二匹ならともかく一定の数以上のスズメバチの襲来には耐え切れないようで、そうなるとパニック状態に陥って巣が全滅する恐れがある。なのでスズメバチが来たら捕虫網でとっ捕まえて駆除しましょうと。で、捕まえたスズメバチをどうすれば良いかというと

“ハチミツ漬けに食べてしまいましょう”

 うん、初めて聞いた、蜂の子とかは知ってるけど、成虫を蜜に漬けて食うとか初めて聞いたよ!正確にはスズメバチを生きたまま蜂蜜に溺れさせて、毒だの何だの諸々のエキスを出させて、より滋養に富んだ蜂蜜にする……という理屈らしい。あとその過程についての動画も見つけた。

 ……ちょっと食ってみたいかも知れない。


まだ暑かった頃に代官山で撮ったミツバチ。ちなみにヒマワリは花蜜も花粉も乏しく、ミツバチには余り宜しくない花らしい。

2011年10月20日木曜日

ペトロout 堀in

ペトロヴィッチ監督、ボヘルスコーチとの契約解除について
堀 孝史ユース監督、トップチーム監督就任について
「残留するために全員で」堀 孝史新監督

 大宮戦後に突如興奮して不満をブチ撒けた挙句に、シーズン終了後に辞めるだの、今直ぐにでも解任されるだの、とりあえずマリノス戦は指揮させるだの、挙句の果てにはクラブから請われればやっぱ来年もやるよ!と色気を出し始める始末。その間、社長はただただ右往左往するのみ。結局BBQの後、農協からお米を貰った上でペトロはようやく解任されましたとさ。全然めでたくねえ!

 馘首にするタイミングは幾らでもあったのに、だらだらと延ばしに延ばした挙句に堀監督に残されたのは僅か5戦(しかも緒戦は就任から中一日)という崖っぷちというか崖から落ちてる最中の監督就任。漏れ聞こえてくる所では直輝を筆頭にユース組は練習に好感触を抱いてるみたいで、フォーメーションはユースと同じ4-1-2-3にする予定とか。正直、巻き返しは苦しいだろうけど、流石にこの状況で堀監督が責められる事も殆ど無いだろうし、とにかく出来る限りの悪あがきをしていただきたい。奮闘及ばす降格の憂き目にあっても、多少は納得が行きそうになってきた。とりあえずこれでナビスコ決勝は俄然テンション上がったわ。

 それ以外は特に何という事も無い一日。バイトに行きがてらにミツバチの写真をちょっと撮ったりした。



2011年10月19日水曜日

2011年 10月19日 曇りのち晴れ



 特にどうって事の無い一日。

 つい3,4日前は本気で冷房をかけようかどうか迷うぐらい蒸し暑かったのに、今日は一転して本気で暖房をかけようかどうか迷うぐらい寒くてもう何が何やら。寝る時に毛布を一枚足すのと、そろそろ炬燵の準備をしておかないとなあ。

英ロックバンド「ストーン・ローゼズ」が再結成へ
 世代的に後追いにも程があるし(初めてその名前を知った時は「プライマル・スクリームのベースが昔在籍してたバンド」って認識しかなかった)、そこまで深い思い入れがある訳ではないけど、レジェンドの復活というのはやはり一大イベント感があってワクワクする。ノエルの新バンド(殆どソロか)と並んで来年の夏フェスの最大の目玉になりそうですな。

2011年10月18日火曜日

2011年 10月18日 晴れ 宅麻伸と秋桜


ヒメアカタテハ

 バイトが午後からだったので、昼飯を食べに出がてら軽く散歩したり。

 近所を流れる川の土手沿いを歩いて行くと、何やら花壇のように人の手が入った一角があって、真っ赤に色付いたホウキグサやコスモスなんかが植わっていたので、ああこれは良いやとパシャパシャ写真を撮っていたら何やら中年の女性が近づいて来た。

おばさん 「これね、綺麗でしょ?もう凄く綺麗!ここいらはネ、大家さんがずーっと手入れしてるのよ!」
俺    「え、ええ、本当に、コスモスも見事で……」
おばさん 「そう!コスモスはいいわよね〜、女の人はネ、みんなコスモスが大好きなの!」
俺    「は、はあ、そうですか……(大きく出たなオイ!)」
おばさん 「あのね、賀来千香子さんて居るでしょ!宅麻伸の奥さん!あの人もネ、コスモスが大好きで自分の結婚式にこーんなに一杯のコスモスを……」
俺    「……」

 別段向こうも悪気があって話しかけてる訳でなし、他にも色々と中にはためになる話もあったりで、まあ楽しくはあったんですが、話の飛びっぷりにもう何とリアクションを取っていいやら。とりあえずいきなり宅麻伸の話になった辺りで頭の中で勇者ヨシヒコと課長島耕作の映像がグルグルと回り出して色々と限界だった。


コスモスはとても綺麗だった



周りはまだ蕾が膨らんできた程度なのに、一本だけ椿の花が狂い咲きして既に散り始めてる株があった

2011年10月17日月曜日

2011年 10月17日 晴れ

 特に用事は無かったけど、折角の休日なので何となく出掛けてみた。

 とりあえず秋葉原に行って特に目的も無くブラブラと散策。ベッカーズで飯を食って、そのままヨドバシへ。

 ずーっと気になってるリコーのGXRというカメラを30分ほど店頭で弄らせてもらう。気軽にパッと持ち出せる程度のサイズで、尚且つ一眼に比肩し得る高画質。今の自分にはやや縁遠いけど、古いレンズを取り付けて楽しめる遊び心も込められてる。しかし……ガワであるGXR本体はそこまでベラボウに高いものでもないんだけど、それに取り付けるカメラ機能の心臓部たるユニットはそうはいかない。今貯まってるポイントを使ってもやはり最初のステップで8,9万円の出費になり、下手な一眼レフの交換レンズよりもよっぽど高かったりするので、ちょいと今の自分にはおいそれと手の出るものでは無かったり。本気で購入モードに入るにはもう一、二ヶ月我慢が必要みたいだ。


木芙蓉

ヨドバシの正面入口前で

2011年10月16日日曜日

2011年 J1第29節 浦和 vs 大宮


 まあ、ちょっとナビスコで調子が良かったからといって、世の中そう甘くは行かない。

 明らかに息を吹き返した甲府はまだまだ勝点を伸ばしていくだろう。そして、新潟とはもう相まみえる機会は無い。
 となると、勝てば大宮を降格圏に引きずり落とす格好になるこの埼玉ダービーはレッズにとっては最後の自力での浮上のチャンスであると同時に、今季のJ1においては降格クラブの残り一枠をほぼ決める事になる裏天王山であった。

 そして、レッズはこの一戦に負けた。ご丁寧に、試合後には監督が、そして選手が逆噴射を起こすという念の入れよう。

 昨年、自分は初めて「J1クラブが降格する瞬間」というのを生で目の当たりにした。それはポンテが涙ながらにレッズとの別れを吐露したあのホーム京都戦。他会場の結果次第では降格の可能性があった京都はしかし、傍目にはおよそ切羽詰まった感の伺えない、普段通りの(あるいはそれよりもやや肩の力の抜けた)リーグ戦のようにレッズと対戦し、そして敗れ、淡々と降格していった。無論、京都の選手たちはあの時点での彼らの出来る範囲で、死に物狂いに全力を尽くしたのであろうが、その気迫は数節後に同じ埼スタで行われた最終節でレッズを完膚なきまでに打ち破って起死回生の残留を決めた神戸とは比ぶべくもなかった。

 「成程、落ちて行くクラブとはあのようなものなのだな」と、昨年の暮れ、自分は一人得心した。

 そして、今年のリーグ戦におけるレッズから感じる空気は、昨年の京都と酷似している。

 今日、新潟は川崎を退け、レッズとの勝点差を6に拡げた。大宮と共に、安全圏に達しつつあると見ていいだろう。無論、まだ全てが決まった訳ではない。残り5節、甲府との勝点差は僅かに1、逆転のチャンスはまだ充分に残ってはいる。しかし、フロントと監督がレームダックと化した今のレッズが、ここから甲府を上回る勝点を重ねる事を想像するのは難しい。

 ビジョン無きフィンケの解任劇を仕立て上げ、ボランチの駒不足を無視して大金を叩いて前線の選手をダブつかせた見せかけだけの“補強”を行い、ただOBであるというだけで既にオランダとイングランドでその無能ぶりを満天下に知らしめていた男を監督に据え、その無能者が鳥栖・栃木相手に何も出来ぬ無様なPSMを経てシーズンを通じて内容も結果も乏しい虚無の玉蹴りを垂れ流し続けてもなお何ら手を打たず、ただレッズという名の船が沈むのを傍観し続けた者たちが居る。

 とうに覚悟は出来ている。そして、ただただ虚しい。


 最後に天皇杯2回戦、宮崎産業経済大学戦の写真を幾つか……