2015年9月22日火曜日

巾着田ヒガンバナ群生地へ行って来ました その2

巾着田2015_4
Canon EOS 60D + EF70-200mm f4L USM

巾着田2015_7
Canon EOS 60D + EF40mm f2.8 STM

巾着田2015_10
Canon EOS 60D + Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)

巾着田2015_6
Canon EOS 60D + Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)

昨日に引き続き、巾着田のヒガンバナの写真です。3枚目の写真のキリギリス、花びらを食べていたように見えたのですが、ヒガンバナは全草毒を帯びている筈だけど大丈夫なのかな……

2015年9月21日月曜日

巾着田ヒガンバナ群生地へ行って来ました

巾着田2015_2
Canon EOS 60D + EF70-200mm f4L USM

巾着田2015_3
Canon EOS 60D + EF70-200mm f4L USM

巾着田2015_5
Canon EOS 60D + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4(IF)

巾着田2015_1
Canon EOS 60D + EF40mm f2.8 STM

2年ぶりに埼玉県は日高市高麗川の巾着田へ行って来ました。日本最大・500万本のヒガンバナ(曼珠沙華)群生地。これまでは9月末〜10月初めぐらいに行っていた記憶があり、今週末あたりぼつぼつ見頃かな、と思っていたのですが、残暑がだらだら続いていたここ数年とは違い今年はすんなりと秋が来たせいかもうほぼ満開に近いとの事なので、朝6時起きで電車に乗り一路日高を目指しました。天気予報とは裏腹に空には厚い雲が垂れ込めていて、日差しが強い中で明暗差を活かした写真を撮るプランが崩れる気配が満々に漂っており、飯能に差し掛かった辺りでいっそ死のうかと思い詰めましたが、現地に着いてから雲が切れ始め、お日様と青空が顔を出してくれました。

巾着田は大きく分けて3つのエリアに分かれており、それぞれ早咲き、遅咲き、中間地点とヒガンバナの開花タイミングが分かれているのですが、今日は早咲き地点がちょっと枯れ始めかな?ぐらいでその他の地点はどこも満開。広い敷地内を赤い毛氈のようなヒガンバナの花が埋め尽くしており、ちょっと怖いぐらいの絶景。巾着田に行くのは今日で4回目でしたが、たぶんこれまでで一番咲いている花の数が多かったと思います。良いものが見れました。来年もまた行けますように。

2015年7月20日月曜日

朝練講談会(松之丞・春陽)〜神田連雀亭きゃたぴら寄席

三連休の最終日。早起きをしてお江戸日本橋亭へ。松之丞さん、春陽さんの朝練講談会に行って来ました。この三連休は怪談特集だったそうです。

神田松之丞『真景累ヶ淵 宗悦殺し』
神田春陽『小夜衣草紙』

お江戸日本橋に行くのは今日が初めてでした。朝9時半からの会ですが場内はほぼ満員。松之丞さんが登場すると場内の明かりが絞られてぐっと怪談らしい雰因気に。今日はこのあと浅草演芸ホールで松鯉先生の怪談噺の時に幽太(場内が暗転した後にお客さんを驚かす役)をやるとの事。末廣亭で松鯉先生が幽太役の前座さんを紹介するのを見て「ああ、昔は松之丞さんもアレをやってたのかな」と勝手に思っていたのですが、今日が幽太デビューになるのだそう。見に行きたかったなあ。まずはマクラでわっと笑いを取り(内容はちょっと際どいので書きません)、「真景」の意味と三遊亭円朝が新作を数多く手掛ける事となった経緯を説明した後、『宗悦殺し』へ。『真景〜』は岩波文庫で文章としては読んだことはあるのですが、実際に口演されるのを観るのは落語・講談を問わずこの日が初めてでした。宗悦は一方的な被害者という印象が強いですが、松之丞さんの演出する宗悦が深見新左衛門を責めるシーンのねちっこい事いやらしい事!気の毒っちゃあ気の毒だけどこれは切り捨てられるのも無理はない……という感じ。その宗悦が恨みを晴らすクライマックスはまさに息も詰まるような緊迫感。陰惨の一言に尽きる、まさに怪談らしい怪談を堪能しました。

続いては春陽さん。初めて高座を拝見しました。会場の照明は落とさず明るいまま。脱力系というか、シュールというか、独特の雰囲気を漂わせる講釈師さん。マクラから場内を笑いで沸かせていましたが、それは本編に入っても変わらず。商家の若旦那と良い仲になる花魁。しかし若旦那の愛情は徐々に冷め、代わって熱を上げた武家の娘とすんなり縁談がまとまる。商家の番頭二人が花魁のもとへ手切れの談判に赴くが、悔しさの余りに花魁は自害してしまう。そして迎えた若旦那の婚礼の日、商家には次々と怪異が……といういかにも怪談!というストーリーですが、花魁の怨念が起こす怪異に振り回される番頭二人のドタバタが随所に盛り込まれた楽しい一席でした。笑いの絶えない場内は松之丞さんとは好対象。でも若旦那夫婦に花魁の怨霊が迫るシーンはゾクッとしました。楽しかった!

会場を出る時に年末の大成金のチケットをゲットし、半蔵門線で神保町へ移動。ボンディでカレーを食って、少し時間を潰した後、神田連雀亭へ移動しました。今日はオール女流講談の三席。

宝井琴柑『加藤孫六 出世馬喰』
一龍斎貞寿『沢村淀五郎』
田辺一乃『江島屋怪談』

13:00〜14:30と事前のタイムテーブルにはありましたが、終わってみたら15:00近く。時計を見ていないので定かではありませんが、おそらく皆さん30分以上やっていたんじゃないでしょうか。三者とも大熱演、会場もほぼ満員で、素晴らしい盛り上がりでした。一乃さんは「一人で練習をしていると怖いんです。皆さん本当に怪談ってお好きですか?」とマクラで笑いを取ってから、場内の照明を落として『江島屋怪談』!まさか一日で三席も怪談を見られるとは。貞寿さんの『沢村淀五郎』は大役に抜擢された若い歌舞伎役者のお話。前半は仕事で失敗をして「わかんない事があったら質問しろ」と怒られた後に質問をしに行ったら「どうしてこれがわかんない訳?自分で考えて」とまた怒られているような、ちょっと胃が痛くなるようなお話。淀五郎が受けたのが愛の有る叱咤で本当に良かった……

そして一番印象に残ったのは琴柑さんでした。若き日の加藤嘉明が天涯孤独の身から腕の良い馬喰へと出世し、やがて叔父と再開し秀吉への仕官する切っ掛けを掴むまでのお話。高座で汗の迸る講釈師というと松之丞さんが思い浮かびますが、琴柑さんも負けず劣らずの物凄い汗の量。主人公の孫六が叔父に対して自分こそは父の忘れ形見であると名乗り出る感動の場面では、目元の汗のしずくがライトに光って本当に涙が流れているように見えました。今まで寄席に行っても自分の感受性の未熟さから「笑う」という事に主眼が置かれてしまっていて、いわゆる人情噺ってピンと来ることが少なかったのですが、今日琴柑さんが読んだ『加藤孫六 出世馬喰』は胸にジーンと来る一席でした。良いなあ、こういうの良いなあ。

講談尽くしの一日でした。新しく気になる講釈師さんも沢山知れて収穫多し。落語を新しい趣味にしようとして始めた寄席通いですが、何だか講談の方が観に行く機会が多くなってきたような……

2015年7月19日日曜日

2015 J1 2ndステージ第3節 VS広島

IMG_2941-1
Canon PowerShot G15

(´;ω;`)

ついに開幕からの無敗街道が止まりました。悔しい!キックオフ〜後半の半ば頃まで、あれだけ押しに押したにも関わらず2点目が取れなかったのが全てでしょうか……広島の浅野くんは良い選手ですね。次の獲得候補は決まったかな……ウフフ!

負けはしましたが、高木と永田が戦力として計算できるのを確認出来たのはまあ収穫でしょう。記録というのはいつかは止まるものですし、切り替えて名古屋戦に望んで欲しいです。

とりあえずREX CLUBに入会しました。ポイント交換は来年からですか。こつこつ貯めていきましょう。

2015年7月16日木曜日

末廣亭7月上席夜の部 神田松鯉 怪談特集

IMG_3227
Canon PowerShot S110

末廣亭7月上席の夜の部は神田松鯉先生の怪談噺特集でした。松之丞さんをきっかけに寄席演芸にどっぷり嵌りつつありますが、講談となるとその松之丞さんばかりを聞いていて我ながらこれは余り良くないことだよな、と思っていまして、松之丞さんを好きというより以前に、俺は講談を好きにならにゃいかんのじゃ……と考えていたところに舞い込んできた絶好の機会。末廣亭の19時からの割引をフル活用して、事前にネタ出しされていた全5話をコンプリートしました。10日間で5回も松鯉先生を観たのですね。そして歌春師匠は浅草の6月下席でも観ているので、二週間足らずで6回も遭遇しているという。

楽しかった……というのは怪談の感想にはそぐわない言葉かもしれませんが、松鯉先生がマクラで必ず触れていたように「寄席の怪談なのでそんなに怖くはない(但しお岩さんだけはガチだそうです)」ので、極上の語りに導かれてじっくりとお話を聴かせてもらいました。講談を楽しむ時の頭の持って行き方が分かってきた気がします。そしてどっぷりとストーリーに浸りきったところでいきなり場内が暗転し、客席のあちこちから悲鳴が……最終日以外はすべて雨天だったこの10日間、しとしとと雨降りにつつまれた夜の末廣亭は怪談を聴くには最高のシチュエーションでした。


7/1
紅『髪結新三』
チャーリーカンパニー コント
松之丞『天保水滸伝・鹿島の棒祭り』
歌春『短命』
東京ボーイズ ボーイズ
松鯉『番町皿屋敷』

7/3
柳橋『替り目』
チャーリーカンパニー コント
松之丞『谷風の情け相撲』
歌春『九官鳥』
南玉 曲独楽
松鯉『四谷怪談・お岩誕生』

7/5
紅『真田幸村大阪出陣』
コント青年団 コント
松之丞『谷風の情け相撲』
歌春『鍋草履』
東京ボーイズ ボーイズ
松鯉『乳房榎』

7/8
金遊『置泥』
よし乃 太神楽
きらり『寛永三馬術 曲垣平九郎』
歌春『鮑のし』
東京ボーイズ ボーイズ
松鯉『小幡小平次』

7/10
金遊『置泥』
うめ吉 俗曲・踊り
きらり『清水次郎長伝 羽黒の勘六 出会い』
歌春『桃太郎』
東京ボーイズ ボーイズ
松鯉『雨夜の裏田圃』

2015年7月14日火曜日

神田連雀亭 きゃたぴら寄席に行って来ました

IMG_3228
Canon PowerShot S110

今日は代休でした。昼過ぎからぼちぼち出掛けて、飯田橋で野暮用を済まし、御茶ノ水に移動してチャントーヤで遅い昼食。タイ風スパイシーソーセージと3種のキノコとトマトのカリーを食べました。美味かった。その後しばらくディスクユニオンで時間を潰してから、神田須田町の連雀亭へ向かいました。

初めて行く場所なので迷わないかと心配でしたが、外堀通りまで来たところで着物を着た人影を発見。春雨や雷太さんでした。距離を取って後ろを着いて行き、無事到着。17時15分頃に入場しましたが、この時点で客は俺一人。数年前、『ザ・バンク 堕ちた巨像』を地元のシネコンで観た時に客が自分一人のまま上映という事態に遭った事があるのですが、一瞬その時のことが脳裏に浮かびました。

最終的にはそのあともパラパラと人が入ってきてマンツーマンは回避。しかし最後までつばなれはしませんでした。ここ連雀亭は二ツ目専門の寄席。万が一、開演時刻になっても観客が居ない時は演者が外に出てビラ配りをしないといけない……と雷太さんがマクラで話していました。成る程、だから開演時刻間近に外を歩いていたのか。蘭さんは地元のおじさんを2人「釣って」来たとか。

雷太『八問答』
蘭『西行鼓ヶ滝』
仲入り
歌太郎『磯の鮑』
たこ平『一文笛』

まばらな客入りでも演者さんたちは手抜き一切無し。『西行鼓ヶ滝』は末廣亭で鶴光師匠が落語でやっているのを聞いたことがありますが、それ以外は初めて聞く演目でした。『一文笛』は地元の図書館で同演目の収録された米朝師匠のCDを借りてきたばかりなので凄いタイムリー。早く聴こうっと。この日、個人的に一番印象に残ったのは歌太郎さん。高座が近いのでテンションが上がるにつれて顔が赤く上気して行くのがよくわかります。人数が人数なので爆笑とまでは行きませんが、熱演に押されてかなり大きな笑いを起こしていました。

2015年7月12日日曜日

第五回 玉川太福・神田松之丞二人会 「天保水滸伝特集」に行って来ました

土曜日です。休日です。レッズの試合がありますが松本のアウェーで行けません。BSで中継があったのですがそれは録画。昼過ぎからゆるゆると出掛けて、まずは久しぶりに北浦和のディスクユニオンへ。たまに行くと思わぬものが見つかる素敵なお店。今日はなぜかタスマニアの一人ブラックメタルSTRIBORGのCDがいっぱい置いてあったので取り敢えず4枚ほど買いました。たぶん、全部同じ人が売ったものでしょう……

その後は神保町に移動してらくごカフェへ。玉川太福さんと神田松之丞さんの二人会を観に行きました。曲師は玉川みね子師匠。今回のテーマは天保水滸伝特集。前回の相撲噺特集がとても、とても楽しかったので、今回も足を運んだ次第ですが、期待通りたっぷり楽しませていただきました。

『天保水滸伝』を浪曲と講談でリレーしていくという趣向で、まず太福さんが『相撲の啖呵』、そのあと松之丞さんが『平手の破門』『鹿島の棒祭り』仲入りを挟んで太福さんが『蛇園村の斬り込み』、松之丞さんが『平手の最期』のダイジェストと『三浦屋孫次郎の義侠』という構成でした。会場に置かれた太福さん・松之丞さんが関わる会のフライヤーの束の中に、『天保水滸伝』の舞台である東庄町の観光パンフが挟み込まれてあったのですが、これが物語のあらすじやマップの載った優れもの!俄仕込みではありますが、話を追うのにとても助けになり有りがたかったです。『天保水滸伝』の成り立ちや結末までのあらすじに関しては太福さんが一席目のマクラでも触れてくれました。

笹川繁蔵が力士を廃業し侠客へと転じる経緯を描く『相撲の啖呵』は以前に松之丞さんが読むのを観たことがありますが、太福さんバージョンの『相撲の啖呵』は講談と浪曲の違いを差し引いても全然違うのでビックリ。後から上がった松之丞さんも「ウチが持っているものと全然違う。繁蔵も何か楽しそう」とマクラで触れていました。太福さんが私生活で遭遇した災難を入れ込んだクスグリが気の毒だけど大ウケ。みね子師匠も思わず笑顔になっているのが印象的でした。

松之丞さんの『鹿島の棒祭り』は深夜寄席で初めて松之丞さんを観た時(=講談初体験の時)に演じていたお話。つい先日も末廣亭の7月上席で観たばかりですが、何度見ても面白い。そんな自分の中でお馴染みキャラとなりつつある平手酒造が今度は浪曲で活躍する太福さんの『蛇園村の斬り込み』も楽しい一席。生きるか死ぬかの修羅場でも相変わらずお酒は欠かさない平手に笑みが零れますが、再び松之丞さんが高座に上がっての『平手の最期』ではその平手の壮絶な散り様が……(´;ω;`)

最後は繁蔵も非業の死を遂げ、三浦屋孫次郎の毅然たる振る舞いにどうにか首だけは子分たちのもとに戻るものの、笹川一家の前途が暗澹たるものであることを強く想起させて終わりました。ううむ堪能。『天保水滸伝』はこれまでは松之丞さんの演じる『相撲の啖呵』『鹿島の棒祭り』でしか知らなかったのですが、今日一日でだいぶ詳しくなりました。というか、このお話は基礎知識として知っておくべきものですね。勉強しないと……とりあえず太福さんが触れていたこの本を読もうかな。