2015年1月25日日曜日

落語再チャレンジ

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Canon PowerShot S110

今日は新宿末廣亭に行って来ました。人生二回目の訪問。

何か新しい趣味を身につけよう、と思い、初めて末廣亭に行ったのが2年前の冬。客席は半分が埋まる程度の動員でした。ヨネスケが出てきて落語を始めたけど、前の方に座ってたオッサンが携帯を2回も鳴らしてキレちゃったのか、噺を途中で切り上げて長嶋さんの迷言集(「鯖は魚へんにブルー」とか)を幾つか披露して引っ込んでいました。ミスターの天然をストレートに「バカ」と表現していたのが印象に残っています。それなりに楽しんで帰ったものの、その後が続かずじまいでいましたが、ふと思い立って再チャレンジしました。

この日も前回に行った時と同じく落語芸術協会の受け持ち。昼の部を見に行きました。12時半頃に入った時には既に椅子席は満席で桟敷に座りましたが、その後仲入りの時に運良く椅子席のど真ん中前目の方に座れました。webで公開されている番組からは随分と出演者が入れ替わっていて、主任は鶴光が出て来ました。俺はオールナイトニッポンというと西川貴教やゆずやナインティナインの世代で、あまり馴染みのある人ではありませんが、勿論その顔に憶えはあるので直に有名人を見れるのは嬉しかったです。そして落語はめっちゃ面白かったです!会場が満員で盛り上がっていたというのも多分にあるでしょうが、前回よりもずっと観ていて心に響きました。演目は帰ってからあらすじを思い出しながらキーワードで検索してみると「紀州」だった様子。八代将軍争いについて言及している時に「自分も次代の"松鶴"を争う身だとしながら、競争相手に鶴瓶や仁鶴の名前を出して「四角い仁鶴が……」のモノマネを披露したりしていました。

他に印象に残ったのは前回に行った時も出演していた太神楽の翁家喜楽・喜乃。芸の真価が味わえるのは生の舞台が一番だし、テレビじゃ流れない(たまにNHKでやってますが)面白い芸能が世の中には沢山あると頭では分かっていても、なかなか身体が動かないのがこれまでの俺でしたが、今日の末廣亭はすごく刺激になりました。今年こそ寄席通いを趣味として身につけようと思います。次は上野の鈴本演芸場に行ってみよう。

その後はディスクユニオン本館とタワレコでちょっと散財。そして西新宿のもうやんカレーまで歩いて行って晩ご飯を食べました。皮つき豚角煮カレーに初挑戦してみたら大きな角煮がゴロゴロと四つも!これは豪勢だ!と早い段階で角煮を二切れ喰ったら、実は残りの二切れは角煮じゃなくて大根で後半は肉っけの無い大根カレーになってしまいました。それでも美味しかったけどね……(´・ω・`)

2015年1月21日水曜日

2014年に聴いた新譜ベスト10

あまり新譜を積極的に買う方ではなくて、発表から数年経って評価が定まってきた頃に後追いで聴く事が多かったんですが、去年の夏前頃からとりあえず気になるものは買って聴いてみるというのを心がけるようになりました。そんな訳で2014年に出たアルバムの私的ベスト10です。

1. TRIPTYKON: Melana Chasmata
トム・G・ウォリアーが己の音楽人生の最終章と位置付けるバンドの2nd!漆黒のドゥーム/ゴシックな音世界に包まれて失禁&即死も已む無し。昨年5月に急逝したギーガーによるアートワークも格好良過ぎ。

2. EARTH: Primitive And Deadly
ヘヴィ・ドローンの巨匠の最新作。2005年の『HEX』から続いていたクリーントーンによるアメリカーナ路線から一転、ディストーションへの回帰とボーカルの導入により新たなドゥームの境地に足を踏み入れています。6月に新大久保で見たライブも素晴らしかったです。
 

 3. ENO・HYDE: Someday World
ブライアン・イーノとカール・ハイドのコラボ第一弾。聴いていて物凄い多幸感に包まれました。

3. ENO・HYDE: High Life
ブライアン・イーノとカール・ハイドのコラボ第二弾。リズムを強くクローズアップした作風。今日の『My Life In The Bush Of Ghosts』という感じもします。

5. MANTAR: Death By Burning
ドイツのメタル・デュオのデビュー作。FacebookのプロフィールにはBlack/Doom/Punkとありますが正にそんな感じの音楽性。荒々しいリフの応酬と荒涼たるボーカルに痺れます。

6. WILD BEASTS: Present Tense 
UKのアート・ロックバンドの4th、前作に引き続きシンセ分多め。ヘイデン・ソープのタマ◯ンを羽で撫でられてるような裏声はそこまで好みではありませんが、ここぞというところで入ってくるトム・フレミングの深いバリトンに包まれながら優しくしごき上げられて絶頂に達しました。フジのホワイトでのライブもめっちゃ良かったです。そのフジでの来日時に空港でYouは何しに日本へ?のクルーに声をかけられるも密着には至らず(取り上げられたのはTHE INSPECTOR CLUZO)……残念。

7. CAPILLA ARDIENTE: Bravery, Truth And The Endless Darkness
チリのエピック・ドゥームバンドの1st。2014年はどのサイトのメタルベスト10でも必ずと言っていいほどPALLBEARERが上位に入っていて、エピック・ドゥームの時代の到来を強く予感させますが、個人的にはエピックといえばこのバンドをイチオシしていきたいです。バンド名は有名人や貴人の遺体を公衆に公開する事の意だそうで、PALLBEARERとはお葬式繋がりがありますね。

8. EYEHATEGOD: Eyehategod
ついに僕達のもとに届けられた14年ぶりの新作!その殺伐たる音世界には微塵の衰えもソフト化の兆しも感じさせません。そして聴く度に来日予定だったKABUTO METALがポシャったショックが蘇って死にたくなります。スマッシュから払い戻し案内の電話が掛かって来て、「出演予定だったバンドの単独公演などを企画しますので……」とオペレーターの方には言われたんですが、待てど暮らせど一向に話が聞こえてこないのはどういう訳なんだ。
 

 9. ACCEPT: Blind Rage
ドイツが世界に誇る老舗ヘヴィ・メタルバンドの通算14枚目のフル・レングス。新ボーカルを迎えて2010年に再始動して以来キャリアの新たなる絶頂期を迎えており、男泣きのACCEPTワールドの前に腕を突き上げ雄叫びを上げるばかり。でもドラムとウルフ・ホフマンじゃない方のギターの人が脱退しちゃいました。MANOWARで財布が限界に達して金銭的余裕が無かったため、来日公演に行かなかった事を未だに悔いています。

10. ANDY STOTT: Faith In Strangers
1曲目が物凄いドローンでこれが15分ぐらい続いていればもっと傑作になったと思います。

2015年1月18日日曜日

ウルトラマンスタンプラリー

バット星人@北千住駅
Canon PowerShot S110
北千住駅のバット星人

メンコ
Canon PowerShot S110
スタンプを10個集めた特典のメンコ


JR東日本 来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリーに挑戦しました。去年の大晦日、新大久保で食事会をした帰りに駅でパンフレットを見つけて「これはやるっきゃないでしょう!」と楽しみにしていました。Q〜帰マン限定のチョイスは個人的に大歓喜です。今日は13日にラリーが開始されてから最初の日曜日でしたが、スタート地点に設定した北千住駅で僕の目に飛び込んで来たのは「10個集めた特典のアクリルスタンドは品切れ」という非情な貼り紙……一人で何枚もスタンプを押して転売するような人も多かったのでしょうが、余りにも早過ぎはしませぬか。いきなりモチベーションがガクンと減りましたが、メンコは残ってるし、全64駅コンプリートでプレゼント抽選に応募出来るので、気を取り直してこの日は北千住から新宿を目指して移動しました。

北千住駅のバット星人は「南千住にあった東京スタジアムを壊すシーンがある」と怪獣と駅に縁がありましたが、それ以外の駅はあまりそういうのは無かったです。まあ怪獣と縁がある駅の方がだいぶ少ないでしょうが、せっかく国立競技場を壊したバニラのスタンプがあるのに、高田馬場駅に置かれていて国立競技場の最寄り駅の千駄ヶ谷でも信濃町でもないのはちょっと惜しい気がしました。各駅の希望を元に抽選で割り当てられているようで、「日韓友好の街であるので友好珍獣であるピグモンを選びました」という新大久保駅のメッセージなんかはまあ、分からないでもないですが、セミ人間の居る四ツ谷駅では「駅周辺は自然が豊かでたくさんセミがいます」と相当苦しい事が書いてあったり、ゴローの居る大塚駅では「当駅にもゴローのように大きくて皆から愛されている名物社員が居ます」と思わず「知るか!」と叫びたくなることが書いてあったりして、駅員さんの苦心の結晶の数々は見逃せなかったです。

結局、今日一日で64駅中18駅を回りましたが、シリーズ毎のスタンプの分布が妙に偏っていて、常磐線と山手線の三分の一+総武線をちょっと回ったんですがセブンの怪獣には一つも当たりませんでした。地図を見ると高円寺から荻窪まではセブン四連発だし。2月末までに全駅、何とかコンプリートできる……かな?ゴルドンのスタンプを押すために取手まで行かなきゃいけないのがちょっとキツいです。

2015年1月17日土曜日

ホビット 決戦のゆくえ

Gandalf The Grey
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丸の内ピカデリーにて

遅ればせながら『ホビット 決戦のゆくえ』を観てまいりました。『ホビットの冒険』の劇場版もこれが最終章。『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』から始まった銀幕上の中つ国の物語もついにこれで見納めかと思うと、クライマックスを見たい!でも終わって欲しくない!という不思議な感情が沸き上がってきました。

「自分たちのせいで何の罪もない湖の町を危機に陥れたドワーフたちが居たんですよ〜」「なぁあ〜にぃ〜?やっちまったなあ!」な前作のラストの引きから続く長〜いアバンタイトルをフルに使って丹念にあっさり射殺されるところを描写されたスマウグの死に様には原作もこんな感じであることは重々承知しつつも不憫な扱いに思わず涙しかけましたが、その分思っていた以上に長い尺……というか本編の九割方を費やして描かれた五軍の合戦には大興奮しっぱなしでした。観ていて?となる原作からのアレンジ箇所の代表ともいえるタウリエルがいきなりサウザーみたいな事言い出したりとか、「その穴掘ってきたミミズの怪獣は引っ込めずにそのまま戦わせろよ!」とか「アゾグの武器それ絶対にメリットよりデメリットの方がデカいですよね?」とか、大鷲が助けに来るシーンのカタルシスが思ってた程じゃなかったとか、ビヨルンが殆ど出てこないとか、奥方様怖過ぎとか、バーリン大好きだからもっともっとバーリンを映して欲しいとか、ツッコミ所や不満点は無いでもないですが、圧巻の映像と観終わった後の満足感からすれば些細なことです。あとタウリエルはともかくレゴラスは出しといて正解だったなと思いました。

一番楽しみにしていたビルボとトーリンの別れのシーンも、原作で読んで想像していたものよりずっと劇的にアレンジされていましたが、やはり涙無くしては観れませんでした。ただトーリンがアーケン石を胸に置かれて埋葬され、お墓にオルクリストを立て掛けられるくだりが無かったのは残念です。その辺りはソフト化で補完されるのでしょうが。

2015年1月14日水曜日

EARTHLESS & ETERNAL ELYSIUM Japan Tour 2015に行って来ました

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Canon PowerShot S110

さる1/12、新大久保アースダムにEARTHLESSとETERNAL ELYSIUMのジャパンツアーを見に行ってきました。一番手のDHIDALAHから始まり3バンド三様のヘヴィでサイケな音世界に耽溺させて頂きましたが、その中でもEARTHLESSのライブは本当に、本当に最高でした。初期のZEPのライブとASH RA TEMPELの1stが混淆した感じといいますか(EARTHLESSはラリラリ感は希薄ですが)、いつ果てるとも無く続く超超ハイテンションなハードロック・ジャムでした。メインセットはいずれも20分級の長尺インスト曲ながら、その演奏のあまりの熱量に当日券売切れでぎゅうぎゅうにすし詰めのアースダム前方はモッシュの嵐!ドラムのマリオ・ルバルカバのプレーは圧巻の一言。ギターのアイザイア・ミッチェルは僕も持ってるこのTシャツを着ていて、思わぬシンクロニシティ&プログレ魂に一人で大興奮していました。アンコールは一転してアイザイアのボーカルをフィーチャーした趣向で、ジミヘンの"Come On"をやっていましたよ。

ド直球に自分の大好きなタイプの音楽の、高品質な生演奏をたっぷり叩きこまれた2時間でした。ああ、ロックって最高だな。楽器を演奏するのって楽しいな、と何だか初心に立ち返らせてくれた気がします。素晴らしい企画を立ててくれたETERNAL ELYSIUMには感謝してもしきれません。白状するとメンバーの家族の健康問題でお流れになった昨年の来日ツアーの時に初めてEARTHLESSの存在を知り、今回のツアーもつい先日まで特に行く気もなかったのですが、3連休特に用事も無かったので先週ふと思い立って前売り券と『From the Ages』を購入してこの日に望んでいたのでした。間違いなく一生忘れることのないライブ体験を危うく見逃すところだった訳で、今になってみると冷や汗ものです。とはいえ西荻であった東京2日目に行けなかったのは痛恨の一言。次回の来日があれば、絶対に1日だけと言わず行けるだけ足を運ぼうと心に誓いました。

2015年1月4日日曜日

初詣は浦和の調神社へ

調神社の狛兎
RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
狛犬ならぬ狛兎

調神社境内の木
RICOH GXR + GR LENS A12 28mm F2.5
境内の大木

正月休みの最終日なので早起きして出掛けようかと思っていましたが、前日……というか今朝方までテレ東でやってた『コンタクト』を最後まで観てしまい、結局昼近くまで寝てました。どこも行かずに終わらせるのもアレなので浦和まで出て初詣。その後は北浦和のディスクユニオンに寄りました。新年セールだったのでお値段安めのメタルを重点的に狙って9枚で¥7,000弱ほどのささやかな散財。1月はメタル漬けで過ごします。