2010年10月14日木曜日

2010年 天皇杯3回戦 浦和 vs 徳島


「え?10月?え?」そんな感じの強烈な日差しに包まれた駒場。何も遮る物の無いバックアッパーでの観戦は思いの外デンジャラスで、キックオフ前にグイグイと飲み干したビールはハーフタイム前には全て汗に。軽く熱中症になりかけた……前回"エスクデロ・セルヒオ"を噛みまくっていたアナウンスのお姉さん、今回は濱田を"ま"に強勢を置く珍妙な発音(ワールドダウンタウンを思い出した…「ハマタはどうだい?」)で読み上げたり、サブの選手を読み上げる時に何故か林の手前で不思議な沈黙を挟んでサポからはやし立てられたりとまたもや謎のエンターテイメント性を発揮。


改修前の駒場最終戦、プレシーズンマッチのリベンジ、若手を中心とした普段出場機会の無い選手のアピール、峻希・梅崎・啓太の復帰などなど、ワクワク要素目白押しで、他会場はどこも1万どころか3~5000がせいぜいの中で1万3千余りの観客が集まったこの試合。季節外れの暑さにも負けぬ熱戦を…と期待したけど、試合内容は序盤から余りパッとせず。序盤からフィニッシュまで行かれる場面が目につき、特に平繁にシュートを撃たれた場面はフカしてくれたから良かったものの1点モノの大ピンチ。若手たちも濱田こそ破綻なく無難にこなしていたけど、前回も得点以外はちょっと不満の残った高崎は今回は輪をかけて輝けず、久々に右SBで登場の高橋はウイングに上がるまでは殆ど見せ場なく、30分以上出番を与えられた林もどうも消極的でアピールには程遠い出来。そんな中でまさかの右SBで投入された堀之内と久々出場の啓太の出来がとても良かったのはまあ光明ではあるけど…若手はもっとガツガツ行って貰わんとなあ、出来るはずなんだから、期待してるんだから。


普段レッズの試合を観ていて、シンプルに行ける場面でもポンテに一旦ボールを預けてしまって、わざわざややこしくしちゃってないかなあ…と思っちゃう場面がよくあって、大宮戦の前半はポンテ不在でその辺りが解消され守備の安定と共に小気味良いテンポで攻めることが出来ていて(後半ボールが収まらなくなって苦労のし通しだったのはポンテ不在のデメリットだけど)、やれやれ、ポンテが居なくなった後でもレッズは立派にやって行ける目処が立ちそうだ…と思ってたけど、同じくポンテ不在だったこの日は何だか柏木にやたらとボールが集まり過ぎている気がしてしまったり。いや、柏木中心のチームになって行くってのはその通りなんだけど。


とはいえ天皇杯の対J2・JFL戦でJ1クラブが苦戦するのは半ばデフォ、延長まで行っちゃったり1点差で辛勝したりするクラブが続出する中で、内容はともかく2点差完封で手堅く勝ち進めたのはとても素晴らしい結果。坪井の攻撃参加からのあわや得点か!というこの日最大の盛り上がりを見せたレアシーンも拝めたし。まだ開催地の決まってない次戦は磐田という微妙に嫌な相手になったけど、何としても勝ち進まにゃ。ACL云々以前に大切なタイトルだもんね、狙える限りは狙って行かないと。

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