2014年3月17日月曜日

THRASH DOMINATION 2014

クラブチッタ
Canon PowerShot S110

行って参りましたTHRASH DOMINATION 2014!!自分は二日目に参戦。
EXODUSをヘッドライナーにARTILLERY、SANCTUARYと豪華な顔ぶれですが、個人的なお目当ては何と言ってもVOIVOD!ヴォイヴォド!!ヴォイヴォ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

スラッシュメタルに限らず、あらゆるメタルバンドの中でも最も大好きな部類に入るバンドですが、生で観るのはこれが初めて。期待に胸を膨らませて川崎クラブチッタへと足を運びました。

ほかの出演バンドに関しては、EXODUSは何枚かCDを持っていますがARTILLERYとSANCTUARYは予備知識ゼロのこれが初体験。要するにほぼVOIVOD目当てでの参戦でしたが、チケット代は払っている訳だからイチから観にゃ損よ、と定刻前から場内でスタンバイ。

まずトップバッターはARTILLERY、他のメンバーと比べて一人だけやたらと若い金髪ロン毛のイケメンボーカルと、老けたリバース・クオモっぽい面立ちのベースが印象に残ります。小一時間ほどの持ち時間でしたがどの曲も格好良く、スラッシュドミネイションの公式サイトで目にするまでその名前すら知らなかった事を反省する事しきり。特に良かったのは件のイケメンボーカルで、若干動きは固いものの、歌唱に関してはちょっとブルース・ディッキンソンを思い起こさせるハイトーンからデス声まで巧みにこなしていました。あとセットが進むに連れて下手側のギターの後ろ前に被った野球帽+出っ張ったお腹+DEEP PURPLEの『MACHINE HEAD』のジャケTという"休日のハードロックお父さん"といった出で立ちがどんどんツボに入ってきたり。

SANCTUARYはボーカルが迷彩柄の上着を羽織った上に更に迷彩柄のテンガロンハットを被っていて思わず「胡散臭いですね!」と声が出てしまいました。

大トリのEXODUSは流石の貫禄!全編に渡って疾走しまくりで今回の4バンドの中でもスラッシュメタルっぷりは随一でした。ボーカルのロブは圧倒的な百貫デブっぷりでそれだけでもインパクト十分ですが、ほぼ全ての曲で観客にサークルピットの形成を要求していて人使いの荒さも圧倒的でした。もう無理だよ!VOIVODで燃え尽きたんだ!と端っこの方でやり過ごしてましたが"BONDED BY BLOOD"の時だけはぐるぐる回って来ました。最後はクラブチッタのフロアーを二分するウォールオブデスも出現!

この4バンドの中では別格でビッグというか、ステージ後方にマーシャルの壁を築いてたりと大物感漂うEXODUSでしたが、その中でもゲイリー・ホルトはやはり立ち居振る舞いにオーラがありました。そんなゲイリーがSLAYERとの掛け持ちになってしまってこれじゃEXODUSは大変そうだなあと思っていましたが、途中でドラマーのトム・ハンティングが前方に出てきてMCした時には新作の話もしていましたよ。


そして、そしてそして!VOIVOD!ヴォイヴォド!ヴォイヴォ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
セッティングの時点でワンバス・ワンタムのアウェイのドラムセットが他バンドのツーバスのドデカいドラムセットが居並ぶ中で異彩を放ちまくっており、この段階で個人的にはVOIVODワールドに半分足を踏み入れた心持ちでした。そして最新作『TARGET EARTH』収録の"KLUSKAP O'KOM"でライブが幕開け!

まず目に飛んでくるのはボーカリスト、スネイクの勇姿!数々のレポートや動画を通じてライブにおけるその独特の存在感は重々存じておりましたが、生で目にするあのグネグネ・ウネウネとした謎のムーブと、何があるでもなく唐突に浮かぶ異様な笑み、そして時にジョン・ライドンにも擬せられる一般的なHR/HMのボーカルのイメージとは一線を画したシニカルな歌声……「うわあー!スネイクだー!」と、もう感動の一言に尽きます。RAMONESのTシャツがちょっと破けてたのがお茶目でした。それから視線を他のメンバーたちに移せば、アウェイ(こちらはCRASSのシャツを着用)はあのシンプルなセットからはにわかには想像できない多彩なビートを紡ぎ、ブラッキーはスタジオ盤そのままのバリバリ鳴り響くベースで楽曲に一本芯を通し、そして今は亡きピギーの後を襲ったチーウィ(CARDIACSのシャツを着用)は思わず「本物よりもそっくりなのでビックリしました!」と言いたくなるようピギーの後継者たる完璧なギターワークで楽曲を彩り、そうしてステージ上にはあのVOIVODワールドが現出するのです!最高!!

"PSYCHIC VACUUM"だ!"CHAOSMONGERS"だ!"OVERREACTION"だ!"RIPPIMG HEADACHES"だ!・・・と次から次に叩き込まれる名曲の嵐に最前列付近で絶叫しながらひたすらヘドバンしていました。セットリストは最新作からの曲を多めに、それ以外は1st〜5thまでの時代から美味しいところを取り出した感じ。欲を言えば"TORNADO"で「タツマキー!」と叫びたかったところですが、大満足です。ラストは"VOIVOD"からのピギーコールに導かれての"ASTRONOMY DOMINE"で大団円。サイケの響きに浮遊しながら泣きました。

スネイクはMCで繰り返し「アリガト!」を連呼。それだけならまあ今回の出演4バンド全てに共通する事ですが、それに加えて「俺は日本語憶えたんだからお前等もフランス語(VOIVODはケベック州出身)憶えろ」と凄い無理難題をふっかけてきました。次回の来日公演までの宿題と個人的には捉えておきます。ボンジュールとマヨネーズ以外の言葉を覚えておかないと……

VOIVODサイン色紙
Canon PowerShot S110

場内の物販で購入した最新ライブ盤「WARRIORS OF ICE」です。何と、会場限定でサイン色紙が付いてきました。宝物にします。

 

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