2015年4月15日水曜日

国立演芸場 4月中席

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Canon PowerShot G15

結局シブラクにはその後行きませんでした。今日は前々から代休が入るこの日に行こうと決めていた国立演芸場へ。初めて行きましたがなるほど流石は国が運営する施設、どことなくお固い感じ。そして木戸銭も¥2,100と安い!更に東京かわら版を持っていったので¥200の割引!わーい。平日だから空いてるだろうと思ったのですがぎゅうぎゅう詰めの満員。リコーの親睦会?だかの団体客が来ていたのですが、やはり歌丸師匠の人気もあるのでしょうか。

初めて足を踏み入れる場所というのはどうしても落ち着かないものですが、交互出演枠がタイミング良く以前にも深夜寄席と成金で観たことのある昇也さんでホッとしました。その昇也さんを始めとして、いずれの演者さんもしっかりと楽しませてくれて満足度は高かったです。特に鯉昇師匠の『ちりとてちん』が面白かったなあ。お昼を食べずに観ていたので、お刺身や鰻の描写に思わずお腹がグーッと鳴りましたが、その直後に腐った豆腐が登場してリアルな描写に思わず貰いえづきをしかけました。

トリは歌丸師匠。2年ほど前に地元の市民ホールの落語会(好楽師匠と円楽師匠も出演していました)で『井戸の茶碗』を観たことがあって、それ以来です。最近は足が弱っているそうで、南玉先生がはけた後に一度幕が下り、再び幕が上がると高座に歌丸師匠がスタンバイしていました。演目は『塩原多助一代記』、今席では前半の『青の別れ』をやり、来年に後半を口演するそうです。それを聞いた時は不謹慎ながら「それまでご存命であれば……」と思ってしまいましたが、いざ噺に入ると演じる声はとても力強く、なるほどこれはまだまだバリバリ現役でやっていけそうです。これがネタおろしだそうで「登場人物が入り組んでいるので予め断っておきますが間違えると思います」とマクラで話していましたが、明確に間違えたのは一回かそこらだったと思います。演出なのかガチなのか、時折ロード中みたいに数秒ほど固まってはいましたが。一時間ほどの長講を堪能させていただきました。来年も是非足を運ばなくては。

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