2009年4月12日日曜日

色々と永久保存版な

久しぶりに家から一歩も出なかった一日。久しぶりっつうと何だか珍しい、貴重な、価値のありそうなニュアンスが含まれがちですが、基本的にそんな日は存在しない方が好ましいですわな。せめてブックオフ行くぐらいはしようや・・・って思いつく外出先がソレぐらいなのもアレですわな。

今日はスカパーでサッカー観た。レッズ対グランパス。試合開始当初からいい動きを見せ積極的にシュートを放っていた達也が前半の内にエラい早く交代させられてて、察するにどうもコレはフィンケ先生のプランに適わない選手はたとえどんなにパフォーマンスが良かろうがハーフタイムを前に引っ込められてしまうという智将ならではの厳格采配と見えて、「キビシイ!他チームのFWは甘やかされとるなあ!」と驚嘆しておったのですが、それは結局のところゲスの勘繰りで実際はケガによる大事をとっての交代だったそうです。軽症なのが不幸中の幸いですな。

試合は・・・いいですねえ~、特に前半は凄く良かったですね。何といっても原口の初ゴールが!


だんだん新しいスタイルも堂に入ってきましたね、試合の主導権を握っとる時間がだんだん増えてきた感じがします。あとは2点目をスパッと取れるようになってくればもっと楽な気分で見れるようになりますが。しかし前線から自陣ペナルティエリア付近に至るまで必死に守備に奮戦し、前線で潰れ役になってセカンドボール奪取に尽力し、チャンスの場面でも他にいい位置に味方がいたら潔くボールを渡し、そして自分が掴んだ絶好の得点チャンスはGKにあっさり防がれてしまうエジミウソンの佇まいは得体の知れぬ魅力に満ち満ちておりますな。戦力として考える分にはもっと点を取って自分が掲げた目標通りに得点王争いに絡んでもらいたいトコですが、フィンケも「私の作るチームでは特定の選手が大量に得点を稼ぐという事は無い」と言ってますし、案外今のレッズには適任の選手なのかもしれません。あれは決めなきゃダメだけど。


『レッドクリフ』やってたんでタダで見れるんなら見ようかなと思ってたんですが、番組表見てたら同じ時間帯にもっと面白そうな番組があったんでそっちにする。NHKスペシャルで、タイトルは『ヤノマミ -奥アマゾン 原初の森に生きる-』内容はアマゾンの奥地に住む未開の部族の密着ドキュメンタリー。まあよくある自然ドキュメンタリーだろう、と軽い気持ちで見ようと思ってたら初っ端から何やらタダならぬ雰囲気。
「この女は今、生まれてすぐ死んだ自分の子を白蟻の巣に入れている。白蟻に遺体を食べさせた後に火葬にするという部族の風習なのだが、じつは子供は母親自身が殺したのだ」という田中泯の重苦しいナレーションが流れて、ああ・・・これは凄い番組に行き当たっちまったと悟る。10年前まで殆ど文明社会との接触が無かったとの事で、政府から送られた衣類や鍋以外は完全にもう『マッドメン』さながらの世界。世界観・宗教観がもう完全にこちらの常識の範疇を超えてて、カルチャーショックって言葉もちょっと生ぬるい感じでした。人間が死んだら精霊になって、一旦天に昇った後色々な動物に転生して、最後は男はアリ、女はダミ・ノミの類になるっつう死生観を村一番のシャーマンが訥々と語るトコとかはもう・・・あと狩猟に出かけた時に、シャーマンが「我々の祖先が動物になった。だが我々は動物を狩らねばいけない、肉を食わねばならない」と若者に説いてるのも凄かった。モリッシーに聞かせてみたい。あれはアニミズムっつうんですかね?精霊信仰。最初の子殺し云々も、何でも「子供は生まれたばかりはまだ精霊。人間ではない。母親の判断によっては子供は精霊のまま森に返すことになっており、それには他の誰も口出しする事は無い」・・・っつう事のようです。世の中色んな人がいるなあ・・・と思いましたが、番組タイトルの“ヤノマミ"というのは彼ら部族の自称で、その言葉の意味する所は“人間”で、彼らは自分ら以外の人間を“ナプ”と呼ぶんですがコレは“人間以下”という意味の言葉だそうで・・・NHKのスタッフの人は凄いですね、150日間彼らと一つ屋根の下で同居したそうです。金取ってるだけの事はありますな。再放送は絶対録画せにゃ。

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