2009年4月18日土曜日

J1第6節 浦和vs京都

観てきた@埼玉スタジアム2〇〇2

何かすげえ久しぶりに埼スタ行きました。たぶん一昨年の城南一和戦以来。「駅の周りには何も無くて、一面の野っ原の中に巨大なスタジアムがポツンと建ってる」とよく揶揄される埼スタ及び最寄り駅の浦和美園ですが、久々に見てみたら随分と街としての体裁が整ってきてますね。ビックリした。空き地もまだ目立ちますけどね。てな訳で本日の埼スタ、メインアッパーはスカスカで動員は4万ちょい。ちょっと寂しいですね。主審は似非コリーナこと奥谷。コイツ絡みではロクな思い出がありませぬ。
試合が動いたのは前半7分。ポンテからの浮きパスをツルリと裏へ抜けて受けたエジがループ気味にサクッと流し込んで先制。その後も華麗な個人技や連携を見せつつ終始レッズが攻めっ放しの展開。山田直と原口の10代コンビはホントに見てて惚れ惚れしてしまいます。原口はドリブルもシュートもガンガンしかけつつ時には鋭いパスも披露、そして山田直は“ボールのある所に直輝あり”って感じでピッチ内のありとあらゆる場所に顔を出して守備にゲームメイクにフィニッシュに獅子奮迅の活躍。そこにエジと復調気配著しいポンテが絡んで(フィニッシュ時には阿部も突っ込んでくる)前半は殆どハーフコートゲームの様相を呈してました。京都もたまにディエゴや渡邉を中心に攻めて来るけど、大概はレッズの守備陣が危険なエリアより前でカット。・・・とここまで書けば相当にスコアの離れた試合になりそうなんですが、どうにも上手く行かない部分も有る訳で。前半だけで京都側のゴールネットは3回揺れたんですが、オフサイドやら何やらで得点が認められたのは最初のエジのゴールのみ。後半に入っても原口のジャンピングボレーが相手GKの胸板にブチ当たったりと、どうにも2点目が入らない。でもまあ、相手に攻められてる訳でもねえし、まあ大丈夫かなとタカをくくってたら後半20分過ぎから相手に立て続けに3回も危ういシュートを撃たれる。
まあ完全なワンサイドゲームなんてモノはまずありえない訳で、たとえ実力的に多少劣る部分があってもそういう間隙を突く事で勝ち負けに持ち込める、ジャイアントをキリング出来る余地がある・・・っつうのがサッカーの醍醐味ですし、ましてやこれは一部リーグの公式戦な訳ですから、どんなに内容で圧倒しても点差が開かない限り何が起きるか分からない。とりあえず2点目の壁が今現在における最大の懸案事項ですな。今日3点差で勝ってれば得失点差で首位に立ててた訳ですし。

でもまあ、試合を重ねるたびに光明はよりハッキリと見えて来てる感はあります。3試合連続で1-0のスコアを後半守り切る展開になった訳ですが、試合の閉め方という点では今日は前2試合と比べても出色の出来じゃったと思います。堅守の看板をそろそろまた掲げてもいいんでないかってぐらい守備が安定してきましたね、旧来のDFとボランチがひたすら体を張る水際防衛戦術ではなく(本当に危ない局面では効果的に発動してますが)、より組織的な、攻撃に直結するような守備が出来てるように見えます。あと今日の左SBの先発は細貝だったんですが、従来の専守防衛に加えて今回は攻めでもかなり存在感を発揮してましたよ。幻のゴールも決めてましたし。ケガをしてる間に復帰したアレックスが良いプレーを見せてただけに、期するものがあったんでしょう。

サッカーを観てて“楽しい”、ってのは今まで何度も体験しましたが、最近のレッズのサッカーを観てて込み上げて来る感情は“嬉しい”ですね。信頼できる監督の確かなビジョンの下で、若手もベテランも同じように溌剌とプレーしてる。観てるこっちにもポジティブな空気は伝わってきますし、この路線を続ければ素晴らしい未来が待ってるってのが確信出来る。今年は出来る限り現地で観たいし、一試合たりとも録画をし損じたくない。まず余程の事が無い限り自分は死ぬまでレッズサポな訳ですが、今年は多分その中でも忘れられない一年になりそうです。

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