2014年4月20日日曜日

観戦記: 2014 J1第8節 vs川崎

2014 J1第8節 vs川崎 試合終了後
Canon PowerShot G15

寒の戻りってやつでしょうか、それまで続いていた陽気が嘘のように寒風の吹きすさぶ埼スタ。しかし試合は熱い!の一言でした。

仙台、名古屋と連勝し迎えた今節。ミシャ監督個人の相性もさることながら、ここ2シーズンほど手痛い敗北を繰り返してきた川崎から勝点3を奪えればコレ以上無く大きな勝利になるでしょう。しかし、もしも負けてしまったら……何だ結局去年までと変わらんじゃないか、という事にもなりかねないこの一戦。北ゴール裏は選手入場を威風堂々で出迎えていました。キックオフからしばらくはレッズが主導権を握る展開で、選手たちにも並々ならぬ意気込みがあるように感じられましたが、そんな中で決まった槙野のFK!……はまさかのその前にファールがあったという判定。壁の中でどうこうという話ですが、今になってもあのゴールがなぜ取り消されたのかはいまいちよく分かりません。このジャッジでサポから目をつけられた主審の松尾氏は試合終了後までひたすらブーイングの嵐に遭っていました。ゴール取消し以外のジャッジがどうだったかは、頭が熱くなっていたのでどうも判断がつきません。イエローカードに関しては概ね妥当かなとは思いましたが……

その後もレッズが試合を支配していたと思いますが、チャンスをフイにする内に徐々に流れは川崎へ。小林悠に裏に抜けられあわや!という場面もありましたが、西川がゴールに文化シヤッターを掛けて阻みます。川崎優位の展開は後半に入っても変わらず、ボールを保持する事も難しい状況は観ていてハラハラするばかりでしたが、再三再四繰り返してきた右サイドからの攻めが68分にようやく実り宇賀神が先制点!宇賀神のレプリカを着ている自分にとっても仙台戦から続く歓喜です!その後も川崎の攻めを凌ぎに凌いでついに掴んだ勝点3!

戦前のプレビューで「J1リーグ戦でシュート数では1,2位を占める両チーム。浦和は後方でのパス回しと一発のロングフィード、川崎はアタッキングサードでのボール回しと細かいショートパスに特色」という記事があって、成る程そういうものか、と思いながら観ていましたが、ウガの得点は苦しい時間帯を耐えて得たボール保持の機会で攻め急がず、じっくりと後ろでボールを回していた中からの青木→梅崎のロングフィードから決まったもので、まさに自分たちの戦い方を貫いて手に入れた1点。一方で川崎にも随分と繋がれましたが、最後の一線を越えられる場面は最小限に抑えられていたと思います。強敵相手に互いに持ち味を出しあった中で競り勝てたのはマジでデカいと思いました。

槙野が前半だけで退き、徳島戦のゴールの記憶も新しい水輝が45分間の出場機会を得ていました。体格も素質も十分の筈なのに、もう随分と長いこと冴えないプレーが続いてきた水輝。あの鳥栖戦での出来も苦しいものでしたが、ここに来て急激に自らの居場所とプレーへの自信を得てきているような印象があります。勿論左CB(那須をサイドにずらすという選択はまだミシャの中には無いのでしょうか)は水輝にとっては適所といえるポジションではなく、攻撃面では槙野とは比ぶべくもないですが、守備面での効きぶりは眼を見張るものがありました。大器が殻を破る時が近付いて来ているのであれば嬉しいのですが。

後半、一回だけ元気がCKを蹴ったのはちょっとびっくりしました。いつも那須の盾にされているので気分を変えたかったのでしょうか。蹴る元気に気を取られて盾を無くした那須がどう動いているのかは見逃しました。ボール自体はふんわりした弾道でやっぱ駄目かなと思いきや、ファーで水輝に合ってちょっと面白かったです。しかし今年はマルシオ不在で柏木以外に合わせる球を蹴る選手が殆ど居ないのが気掛かりです。梅崎もそれなりのボールを蹴ってはいますが……

0 件のコメント:

コメントを投稿